Facebookに続いて

TwitterのStreaming APIが正式版に

2010/01/06

 Twitterが2009年4月からアルファテストを行ってきた「Streaming API」が1月6日、正式版としてリリースされた。Streaming APIは、パブリック・タイムラインや特定の検索語彙、ユーザーID、位置情報によるフィルタリングで流れてくるリアルタイムな情報を取得するためのAPI。パブリックタイムラインの取得は一般ユーザーの権限(BASIC認証を使う)では、サンプリング済みのサブセットだけとなるが、より多くのサンプルを取得するAPIや、フルセットのパブリックタイムラインを取得する“Firehose”(非常に大量のデータが流れ出てくることから、水圧の高い消防ホースになぞらえている)と呼ばれるAPIもある。

 “ストリーム”は小さなデータの更新情報の流れを表す一般的語句としても用いられているが、FacebookやTwitterが提供するStreaming APIは技術的なものだ。Streaming APIでは、HTTP接続を開いたままにして、サーバ側から次々と更新情報をクライアントに送り出すためのAPI。クライアント側はJSONなどで、その時々の情報を受け取ってパーズすることで、アプリケーションにデータを反映させる。

 通常のRESTを使ったプル型のAPIと異なり、頻繁なポーリングが不要になり、単位時間当たりのAPI利用回数制限などの上限を気にせずにリアルタイム性を上げられるメリットがある。

 TwitterのStreaming APIは、すでに多くのTwitter関連Webサイトで利用されているという。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

HTML5 + UX フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「親になったZ世代」にどうやってモノを売る?(無料eBook)
消費者が常に変化している以上、マーケティングの在り方も変わっていかざるを得ません。...

2024年ホリデーシーズン、米企業はどう挑む? マーケターが直面する課題とは
消費者の記録的な消費意欲を背景に、2024年のホリデーマーケティングキャンペーンは、メ...

Pontaデータを活用して企業のLINE公式アカウントやLINE広告の効果を分析 何ができる?
従来のPontaデータを活用したメッセージ配信や広告配信と組み合わせることで、LINEを使っ...