ワンストップのITサポートサービス目指す
NEC、オンサイトサービスをクラウド対応に進化
2010/01/12
NECとNECフィールディングは1月12日、これまでの「オンサイトサービス」を拡張し、「オンサイトライフサイクルマネジメント」として提供開始したと発表した。ITの企画から廃棄まで、全ライフサイクルにわたる支援をメニュー化。さらに、ユーザー企業のシステムについて、社内で運用するものと、NECのデータセンターで運用するものを一元的に管理できるのが特徴。
オンサイトライフサイクルマネジメントは、これまで2社が提供してきたユーザー企業への常駐および遠隔管理による運用・保守サービスを刷新したもの。ユーザー企業がITシステムの標準化と全体最適化を進める際の受け皿として機能することを目的としている。
オンサイトライフサイクルマネジメントには、NECフィールディングのプラットフォームSEが運用・保守統括として関与。また、同社の全国400カ所の運用・保守拠点には、今回のサービスを提供できるCEを今年度末までに1700名配備予定。これにより、ワンストップサービスとしての強化を図る。
新サービスでは、サーバ、ネットワーク、クライアント、システム保守をメニューとして用意。例えばクライアントライフサイクルマネジメントでは、資産管理、導入時のパソコン設定、アプリケーションのインストール、問い合わせやトラブルへの対応、廃棄までのすべてのプロセスについて管理を代行する。NECフィールディングでは「ITPLANET」という独自ソフトウェアを開発。これによりユーザー企業の社内環境とNECのデータセンター環境、そして各クライアント端末の運用、保守、廃棄に至るステータスをリアルタイムで確認できるため、ユーザー企業側の管理工数をさらに削減できるという。
今回のサービスは、ユーザー企業のシステムの一部をNECのデータセンターで運用代行するケースにも対応するのが大きな特徴。ユーザー企業は、社内、社外のクラウド環境双方の運用を一括してNECに任せることができ、社内の人的リソースをより戦略的な業務に集中させることができると、NECでは主張している。
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