HTML5+SVGでアニメーションを実現

FlashランタイムのJavaScript実装「Gordon」が登場

2010/01/14

 Webブラウザ上のJavaScript環境でFlashのランタイムを実装したオープンソースプロジェクト「Gordon」が1月14日にGitHub上で公開された。開発したのはミュンヘン在住のTobis Schneider氏で、MITライセンスでライブラリを配布している。GordonはSWF3アクションモデルをサポートしていて、ActionScript 2のVMも今後のリリースに含む予定という(対応タグ一覧)。

 GordonはFirefox、Chrome、Safari、それにiPhone上のMobile Safariなどで動作している。@IT編集部で試したところ、サンプルとして付属する3つのswfファイルはChrome上で問題なく表示でき、アニメーションすることも確認できた(デモはここ)。本家のFlash 10よりやや遅いという程度で十分実用的な速度。iPhone 3G上では、オブジェクト数が増えると遅くて実用にはほど遠い感じがするものの、表示自体は問題なく行える。

gordon01.png swfファイルの読み込み部分(クリックで拡大)
gordon02.png サンプルとして付属するアニメーション。Chromeで本家のFlashよりやや遅い程度で実行できた

 GitHub上でプロジェクトとして公開はされたものの、今のところドキュメント類はほとんどなく、プロジェクトのロードマップや狙いなど、詳細は不明。ただ、ライブラリのコード行数を見ると、zip解凍ライブラリを除いて最大のSVGレンダラーでも450行程度と小規模。今のところは、「ベクターグラフィックベースのFlashアニメーションは、現在のWebブラウザのHTML5の範囲でも十分に実現可能」ということを示すショーケース的存在と見たほうが良さそうだ(追記:プロジェクトの取り組みについて作者本人にTwitter上で聞いたところ、「大真面目だよ」というコメントが戻ってきた)。

 なお、IEはSVGをサポートしないためGordonが動かないが、SVGを読み込んでIEネイティブのVMLに変換するライブラリが存在することも考えると、技術的にはIEでも同様のランタイムは実現可能かもしれない。

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