Amazon EC2的なセルフサービスポータルも用意
富士通、仮想サーバホスティングサービスを5月に試験提供開始
2010/02/22
富士通は2月22日、IaaSサービス「オンデマンド仮想システムサービス」を5月10日に試験提供開始すると発表した。10月より商用サービスを開始するという。
新サービスは、仮想マシンを従量課金制で貸し出すサービス。国内におけるこの種のサービスは、月額料金制としているものが多いが、オンデマンド仮想システムサービスでは、1時間単位での利用が可能という。また、他社サービスでは、いったん作成した仮想マシンは、起動していなくても削除しない限り料金が請求されるケースもあるが、新サービスでは起動していない仮想マシンの料金は発生しないという。
オンデマンド仮想システムサービスでは、利用者が利用したいOS・アプリケーション/サービスを選択し、自身でシステムを構成できるセルフサービスポータル機能を用意。構成を決定すると数分で仮想システム環境を利用開始できる。このWebポータルでは、仮想マシンを監視するとともに、仮想マシンやストレージ容量の追加、バックアップ/リストア、ファイアウォールの設定などが可能。
セキュリティやパフォーマンスの面では、FENICSネットワークなどを使ったVPN接続が可能なほか、サービスレベル保証、フェイルオーバ機能なども提供する。
料金体系の詳細は明らかにしていないが、仮想マシンは性能に応じて「エコノミー」「スタンダード」「アドバンス」「ハイパフォーマンス」の4タイプを提供。エコノミーの料金は1時間当たり31円としている。ディスクとネットワークに関しても、従量課金を行う。
関連リンク
情報をお寄せください:
- Windows 10の導入、それはWindows as a Serviceの始まり (2017/7/27)
本連載では、これからWindows 10への移行を本格的に進めようとしている企業/IT管理者向けに、移行計画、展開、管理、企業向けの注目の機能について解説していきます。今回は、「サービスとしてのWindows(Windows as a Service:WaaS)」の理解を深めましょう - Windows 10への移行計画を早急に進めるべき理由 (2017/7/21)
本連載では、これからWindows 10への移行を本格的に進めようとしている企業/IT管理者に向け、移行計画、展開、管理、企業向けの注目の機能を解説していきます。第1回目は、「Windows 10に移行すべき理由」を説明します - Azure仮想マシンの最新v3シリーズは、Broadwell世代でHyper-Vのネストにも対応 (2017/7/20)
AzureのIaaSで、Azure仮想マシンの第三世代となるDv3およびEv3シリーズが利用可能になりました。また、新たにWindows Server 2016仮想マシンでは「入れ子構造の仮想化」がサポートされ、Hyper-V仮想マシンやHyper-Vコンテナの実行が可能になります - 【 New-ADUser 】コマンドレット――Active Directoryのユーザーアカウントを作成する (2017/7/19)
本連載は、Windows PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「New-ADUser」コマンドレットです
|
|
キャリアアップ
- - PR -
転職/派遣情報を探す
「ITmedia マーケティング」新着記事
生成AIを業務で使わないマーケターはもはや3割以下 御社はどうする?
HubSpot Japanが日本で実施した調査によると、日本のマーケターの8割以上が従来のマーケ...
新富裕層の攻略法 「インカムリッチ」の財布のひもを緩めるマーケティングとは?
パワーカップルの出現などでこれまでとは異なる富裕層が生まれつつあります。今回の無料e...
ブラックフライデーのオンラインショッピング 日本で売り上げが大幅に増加した製品カテゴリーは?
Criteoは、日本国内のブラックフライデーのオンラインショッピングに関する分析結果を発...