「コンプリートで継続的、そして間違いのないBIを」

ビジネスインテリジェンスも「11g」 オラクルがBI新版を発表

2010/07/08

米オラクル 社長 チャールズ・フィリップス氏 米オラクル 社長 チャールズ・フィリップス氏

 オラクルは7月7日、ビジネスインテリジェンス製品の新バージョンである「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11g」(OBIEE 11g)を発表した。オラクルはOBIEE 11gで部門の垣根を越えたDWH環境を提供し、すべてのデータ、システムを統合する基盤を提供する。

 ロンドンでのイベント「Oracle Business Intelligence 11g Launch」には、米オラクルの社長 チャールズ・フィリップス(Charles Phillips)氏も参加し、次世代のビジネスインテリジェンスについて講演を行った。同氏は「OBIEE 11gは、すべてのデータソースを一元的にカバーできる」と述べ、複数の業務システムからの情報を1つの情報基盤で一元管理することで、TCOを下げることができるとした。管理は同社が提供するツール「Oracle Enterprise Manager」(OEM)が利用できる。また、OBIEE 11gはBPELとも統合されており、BIによる分析で分かった問題からプロセスの見直しを行うことができる。

BPELを統合 OBIEE 11gではBPELが統合されており、BIでの気付きからアクションにつなげられるという

 フィリップス氏は「オラクルはBIツール、ダッシュボード、データベースエンジン、そしてExadataというハードウェアのすべてがそろっている」と述べ、BIプラットフォームとしてのExadata V2もアピールした。

 OBIEE 11gの日本展開については、日本オラクルが主催するイベント「Oracle EPM&BI Summit 2010」で発表を予定している。

(@IT 宮田健)

情報をお寄せください:

Database Expert フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

SNS経由の商談アポ依頼はアリ? 経営者・企業幹部に調査
SNSを活用したビジネスアポイントの獲得が拡大している。見知らぬ相手からのアプローチに...

Xの利用者数は過去最高? 減少中? X自身のデータで検証してみると……
Xは、2024年の利用者数が過去最高を記録したとアピールしている。これは本当だろうか。も...

自己肯定感? 将来への投資? 「サステナブルカスタマー」は今、どのくらいいるのか?
電通が第3回「サステナブルカスタマー調査」を実施。調査結果から、サーキュラーエコノミ...