iPhone/iPad表示用ASP.NETコンポーネントを発表
.NETプログラマでもiPhone向け開発、グレープシティ
2010/10/14
グレープシティは2010年10月13日、 iPhone/iPadでの閲覧・操作に最適化したASP.NETコンポーネント「ComponentOne Studio for iPhone-UX 2011J(コンポーネントワン スタジオ)」を11月25日から発売開始することを発表した。
iPhone/iPadのデザイン原則に対応したスタート画面やカバーフロー、各種ボタン、ピッカーホイール、カレンダーといったコントロール(コンポーネント)を収録。iPhone/iPadのネイティブアプリケーション同様のUIを持つWebサイトやWebアプリケーションを実現できる。
iPhoneをモバイル用業務端末として採用する企業が急増する一方で、ASP.NETで構築された業務系のWebサイトやWebアプリケーションの多くはiPhoneでの閲覧やタッチスクリーン操作に適していない。既存のWebサイトを、そのままiPhone/iPadのWebブラウザで表示しただけでは、操作性が悪くiPhoneが本来持つ直観的で視認性に優れたUIを活用できない。
ComponentOne Studio for iPhone-UXは、このような課題を解決するためのASP.NETコンポーネントセットだ。.NET開発者がObjective-CやiPhoneプラットフォームのデザイン原則などの新技術を習得する必要はなく、使い慣れたVisual StudioでASP.NETを開発するのと同じ手法で、iPhoneやiPad、iPod touchに最適化したWebサイトやWebアプリケーションを開発できるようになることを目的としている。
主な収録コンポーネントは、以下のとおりだ。
- ボタン
- カレンダー
- ピッカービュー
- カバーフロー
- ラウンチパッド
- マルチビュー
- ビューポート
- ナビゲーションリスト
各コントロールは、タップやドラッグといったiPhone/iPadでのスクリーン操作に対応。端末の表示方向が変わると自動的に縦横を変換するオートローテーションもサポートしている。ただし、iPhoneの画面サイズのみに標準対応し、iPadの画面で見るにはカスタマイズする必要があるものも、いくつかある。
1開発ライセンスの価格は、パッケージ版11万5500円、ダウンロード版10万3950円。アプリケーション配布時には別途サーバライセンス(1台当たり、10万5000円)が必要だ。なお、「ComponentOne Studio Enterprise 2010J」の登録ユーザーに期間限定で無償提供を予定しているという。
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