利用端末・OS・言語などの情報に加えエラー状況も取得・解析

iPhone/Androidアプリ解析サービスを提供、ディー・ワークス

2011/01/20

 ディー・ワークスは1月20日、携帯サイト専用アクセス解析・効果測定サービス「wellout」にスマートフォンアプリ解析サービスを追加すると発表した。

 「welloutスマートフォンアプリ解析」はiOSアプリ(iPhone/iPod touch/iPad)、Androidアプリの解析をするクラウド型のサービスだ。複数のスマートフォンアプリにおけるユーザーの利用傾向、利用している端末情報など18種類のレポートを提供し、アプリの改善やアプリを使用したプロモーションの効果測定などに活用できるという。

 スマートフォンアプリの利用傾向の解析では、アプリの起動・終了・ボタンクリックなどの「イベント」をトラッキング・解析することで、アプリの利用回数・利用時間などを把握できる。またユーザーのアプリ内での遷移を解析する「経路解析」も行えるという。

日別アプリ利用頻度動向レポート 日別アプリ利用頻度動向レポート

 ユーザーの端末情報としては、OSや使用言語、端末モデルといった基本的なユーザーの情報から、データ通信、無線LAN、オフラインかどうかのネットワーク状況まで、ユーザーがどのような環境でアプリを利用しているかを把握できる。

アプリ利用端末一覧レポート アプリ利用端末一覧レポート

 アプリのエラー状況も取得可能で、ユーザーの任意の報告に頼ることなく、アプリの不具合の情報が取得できる。

 このサービスを利用するには、事前にディー・ワークスの用意するコンポーネントをアプリ内に挿入することが必要で、アプリ解析情報はディー・ワークスのWebサービスを通じて取得する。コンポーネントをアプリに埋め込むことにより、オフラインでのユーザーのアプリの利用状況も取得可能だ。

 対応OSは、iOS 3.0以上とAndroid 1.5以上で、月額利用料金は、10万円から。導入コンサルティングには、別途料金が必要だ。

(@IT 河内典子)

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