上位プラン強化も

さくら、VPN+仮想化でプライベートクラウド提供へ

2011/02/09

 さくらインターネットは2月8日、専用サーバ系サービスを改定し、ハイエンドサーバモデルの追加と、セキュアなネットワークでプライベートクラウド環境構築が可能なバーチャルプライベートクラウドを発表した。2011年2月16日から提供を開始する。

 まず、複数台の仮想サーバを運用できるハイスペックな物理サーバへのニーズに応える形で、CPUを2基搭載したハイエンドなサーバモデルを追加。また、一部メーカー製サーバのリニューアルを行う。具体的には、専用サーバ「RAID」プランと「専用サーバ Platform St」に、新たにQuadCore Xeon 2CPUモデルを追加する。価格は、専用サーバRAIDの場合、QuadCore Xeon L5506 2.13GHz×、メモリ4GB、RAID1構成のハードディスク500GBで初期費用19万9800円、月額1万5800円からなど。

 また、従来から提供していた複数台ホスティングサービス専用サーバ Platformは「専用サーバ Platform Ad」とAd(Advanced)を名称に加えて改称する。これは専用サーバ Platform St(Standard)との違いを明確化するための措置。Adはパフォーマンスや自由度の高さを、Stは標準構成とすることによるコストパフォーマンスと短納期を訴求する。

 新たに専用サーバ Platform StとAdでは「Citrix XenServer 5.6」(無償版)の提供を開始するとともに、専用サーバ Platform Adにおいて、顧客企業の拠点と、さくらインターネットのデータセンターをセキュアなネットワークで接続する「拠点間VPN」(Virtual Private Network)の提供を開始する。これによりバーチャルプライベートクラウド環境の構築が可能となるという。

sakura01.png バーチャルプライベートクラウド環境の構築イメージ

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

Coding Edge フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。