OSSを使ったクラウド構築手法を学べる
LPI-Japan、クラウドシステム構築の教科書の提供を開始
2011/02/16
Linux技術者認定資格試験を実施しているエルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2月16日、Linuxやオープンソースソフトウェア(OSS)の技術者に向けた学習教材「高信頼システム構築標準教科書 − 仮想化と高可用性 −」の無償公開を始めた。LPI-JapanのWebサイトからPDF形式でダウンロードできる。
LPI-Japanによると、LinuxやOSSを利用したクラウドシステムを構築したいという要望が高まっている。しかし、クラウドシステム構築に必要な、仮想化技術と高可用性を実現する技術を身に付けた技術者が不足しているという。このような事情から、大手ITベンダなどの企業から、仮想化技術と高可用性を実現する技術を学べる教材を要望する声が上がっており、その声に応えて標準教科書を開発したとしている。
今回、LPI-Japanが公開を始めた標準教科書は合計262ページで、12章構成になっている。Linuxサーバの稼働率を上げるための設計や、複数台のサーバを利用する設計、XenやKVMを使って仮想化サーバを構築する方法などについて解説している。
この標準教科書は、LPICレベル2相当の知識と技術を持っている技術者を対象としている。そして、「LPICレベル3 304試験(LPI-304 Virtualization & High Availability Exam)」の教育や学習にも役立つという。
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