ネットワンはEMC製品に特化した取り組みを強化
EMCとネットワン、出資に基づく協業の強化を発表
2011/03/10
EMCジャパンとネットワンシステムズは3月9日、2社の協業を発表した。米EMCのネットワンに対する出資に基づき、ネットワンはEMCの製品・ソリューションの市場への投入を強化していくという。
記事初出時に「米EMCによるネットワンへの出資金額は、執筆時点では明らかになっていない。」としていたのは誤りでしたので訂正します。
この出資は2010年12月に完了し、ネットワンはIR情報として、これを公表している。これによると、ネットワンは米EMCに対し、2000株を売却、2億3260万円を調達した。これはネットワンの発行済み株式総数(55万1900 株)の0.36%に相当する。
出資を伴う協業関係を結ぶのは、EMCにとって日本で初めて。ネットワンシステムズは、EMC製品やソリューションの導入、サービス、販売に特化した営業やサービス部門を立ち上げる。EMCの協力の下で、クラウド基盤構築に向けたソリューション・メニューを拡大。仮想化ICT基盤全体の構築コンサルティング・サービス、設計・構築サービス、導入後の保守・監視・運用サービス、EMC製品の技術教育サービスなどを拡充する。また、2社共同で、営業活動の強化とマーケティング活動を行っていくという。
ネットワンは、EMCのITインフラ製品全般を採用し、プライベートクラウド基盤やバックアップ/事業継続、運用管理などのソリューションを展開する。また、以下のサービスを拡充するという。
- 仮想化IT基盤全体の構築に向けたコンサルティング・サービス
- 設計・構築サービスにおける、EMC新製品への速やかな対応
- 保守サービスにおける、EMC新製品への速やかな対応
- 監視・運用サービスにおける、EMCからネットワングループへのストレージ監視技術の提供と自動運用ツールの活用
- 「EMC VNX」「EMC Symmetrix VMAX」に関する技術者教育サービス
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