日本発のプログラミング言語としては“初”

Rubyが“JIS X 3017”としてJIS規格化を完了

2011/03/22

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は2011年3月22日、Ruby標準化検討ワーキンググループで原案作成を進めてきたRubyの技術規格書が、「JIS X 3017」として制定されたと発表した。JIS規格化されたことにより、Rubyの相互運用性が向上し、Rubyを用いてより生産性の高いプログラム開発・システム開発が可能になるとしている。

 IPAではJIS規格制定に続き、この規格を国際標準にするため、ISO/IEC JTC 1に対して国際標準化の提案をするよう、日本工業標準調査会に申し出を行ったという。欧米の技術者、機関、国などが開発を進め、JIS規格、あるいは国際標準化されているプログラム言語は多数あるが、日本発のプログラム言語がJIS規格となるのは初。JIS規格から国際標準化の提案をするプログラム言語についても、Rubyが初だという。

 RubyのJIS化作業は2008年11月から開始。Rubyコミュニティの意見やコメントを募り、コミュニティを中心とした今後の発展を阻害しないよう注意を払ったという。

(@IT 西村賢)

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