日本在住のユーザーなら誰でも利用できる

シトリックスがPC遠隔制御サービスなどを1年間無償提供

2011/03/29

 シトリックス・システムズ・ジャパンは3月30日、東北地方太平洋沖地震を機に、同社のリモートデスクトップサービスをはじめとする3種のオンラインサービスを、日本のすべての人々に、1年間無償で提供すると発表した。業務利用、私的利用を問わず、専用ページを通じてオンラインで登録すればすぐに利用できる。ただし、利用登録は4月30日までに終える必要がある。

 対象となるのは、「GoToMyPC」「GoToMeeting」「GoToAssist」の3サービス。これらはまだ日本で提供されておらず、メニューなどは日本語化されていない。

 しかし、日本語版OS上で問題なく使えることから、今回の無償提供を決めたという。

 GoToMyPCは、リモートデスクトップサービスだ(仮想デスクトップサービスではない)。別の場所で動作しているPCを遠隔操作できる。マイクロソフトのWindows OSにもリモートデスクトップ機能はあるが、はるかに簡単に設定、利用でき、セキュリティ機能も備えている。操作対象はWindows PCあるいはMac。操作元はWindows、Mac、iPadが使える。

 GoToMeetingは音声会議サービスで、画面やアプリケーションの共有が可能。PC、Mac、iPadから参加できる。電話端末による音声参加も可能。

 GoToAssist Expressは遠隔サポートを支援するサービス。遠隔操作、双方向の画面共有、チャット、再起動、ファイル転送などの機能を備える。サポート側は、複数セッションを同時に進行できる。

 これらのサービスを1年間無償で利用するには、下記の専用ページから、各サービスについてユーザー登録を6月30日までにすませる必要がある。法人が従業員に使わせたい場合も、各人が個人として登録する必要がある。

 *当初、登録の締め切りは4月30日でしたが、シトリックスが4月19日に6月30日へ変更したため、表記を変更しました。

http://www.citrix.co.jp/company/disasterrelief/gotooffer.html

 各サービスのユーザー登録の画面では「30日間無償(30 Days free)」と表示されるが、次のステップに進むと「1年間無償(1 Year free)」と表示され、1年間無償の対象になる。

(@IT 三木泉)

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