対応ソケット数による新価格体系も
インテルが10コアのサーバCPU発表、「基幹業務向け」と明言
2011/04/06
インテルは4月6日、Xeonの最新CPU、「インテルXeonプロセッサーE7ファミリー」を発表した。インテルではこの新製品群で明確に基幹業務をターゲットとし、「企業のIT部門がコストのかかる特有のRISCアーキテクチャを導入せざるを得ない時代は終わりを迎えようとしている」としている。
E7の性能は前世代のXeon 7500番台に比べ、最大40%向上したといい、仮想マシンの性能も最大25%向上したとする。そのため、18台のデュアルコア・サーバをXeon E7搭載のサーバ1台に置き換えるなどすることで、経済効率の向上を図れるという。電力消費に関しては、既存製品の電力管理機能に加え、アイドル時の消費電力をワークロードに応じて動的に削減する「インテルインテリジェント・パワー・テクノロジー」を搭載しており、さらに電力消費の効率化が可能という。
セキュリティ面では、Xeon 5600 番台に搭載の技術が、新製品にも組み込まれている。具体的には暗号化と復号を高速化する「インテルAES New Instruction(AES-NI)」と、起動のセキュリティを確保する「インテル トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー(インテルTXT)」だ。
E7は6、8、10コアの計18種類で構成されている。今回インテルが新たに導入したのは、対応CPUソケット数に応じた新たな価格体系。サーバのソケット数が2ソケット、4ソケット、8ソケットのいずれであるかによって、搭載するCPUの種類が異なり、価格も若干異なる。
インテルは今回、同時に小規模サーバ向けの「インテルXeonプロセッサーE3ファミリー」も発表した。
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