90日間限定だが災害対策も試せる
ネットアップ、ミラーリング機能を期間限定で無償に
2011/05/17
ネットアップは5月17日、同社のストレージ製品を利用しているユーザー企業向けに、「SnapMirror」の期間限定ライセンスを無償提供開始すると発表した。
SnapMirrorは、ネットアップのストレージ機器のデータを拠点内、あるいは拠点間でミラーリングできるソフトウェア。2回目以降の転送は差分のみであるため、ストレージ容量とネットワーク帯域を抑えられる特徴がある。同社は、さらに通信量を抑えるため、独自のネットワーク圧縮技術を実装しているという。
SnapMirrorを用いてデータを複製してあれば、停電や突発的な通信障害が発生した場合にも、遠隔地のデータから、迅速な復旧ができる。
無償提供するのは、SnapMirrorの90日間限定ライセンス。
複数の拠点にネットアップのストレージを利用している企業は、これらのストレージでSnapMirrorを導入するだけで、事実上バックアップデータセンターとして機能させることができる。また、ネットアップのストレージを1拠点でしか使っていない企業は、SnapMirrorを使ったデータバックアップサービスを提供している事業者に対し、データのミラーリングを行うことができる。
ネットアップとのパートナーシップのもとで、伊藤忠テクノソリューションズ、インターネットイニシアティブ(IIJ)、ビック東海、日本ユニシスの4社がSnapMirrorによるバックアップサービスを提供しているという。
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