IPv6へのシームレスな移行も支援

リアルタイムにIPv6の状況をチェック、アカマイが特設サイト

2011/06/08

 アカマイ・テクノロジーズは、6月8日に世界規模で実施されるIPv6実証実験「World IPv6 Day」に向け、同社のコンテンツデリバリネットワークで処理、配信しているIPv6のWebトラフィック状況をリアルタイムに表示する特設ページを公開した。1秒当たりのヒット数のほか、遅延、パケットロスの発生率といった情報を把握できる。

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 アカマイは当初からWorld IPv6 Dayに参加を表明していた企業の1つで、自社サービスでのIPv6への対応も進めてきた。企業が既存のIPv4サーバをIPv6化しなくても、アカマイのプラットフォーム上でトラフィックを最適化し、IPv4/IPv6どちらのネイティブ接続に対してもコンテンツを提供できるようなサービスの準備を進めている。すでに40社ほどがベータテストに参加しており、2011年中に提供する予定。

 米アカマイのEMEA、APAC、South America担当副社長兼ジェネラルマネージャ、グレッグ・ラザー氏は、「IPv6への移行には10年単位の時間がかかる」と述べ、その間、顧客がシームレスに移行できるよう支援したいと述べた。一方で、「企業はいますぐ、コンテンツのIPv6対応に取り組むべき」とも。IPv4アドレスの在庫が枯渇したことは事実であり、危機感やスピード感を持って準備を進めるべきだという。

 なおアカマイでは、Internet Society(ISOC)らとともに、IPv6対応に必要な項目のチェックリストをまとめた「IPv6 Readiness Template」もまとめ、公開している。

(@IT 高橋睦美)

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