リソースプールをパターン化して運用を容易に
NEC、Cloud Platform Suiteの新製品を発表
2011/07/19
NECは7月19日、サーバ仮想化環境構築パッケージ製品シリーズ「Cloud Platform Suite」で、プライベートクラウド的運用機能を強化した「Cloud Platform Suiteエンタープライズパッケージ V2」を発売開始したと発表した。
新製品は、「Cloud Platform Suiteエンタープライズパッケージ」と「リソースプーリングシステム構築サービス」を組み合わせたもの。
NECはこの製品について、「リソースプーリングの運用ポリシーやシステム構成を定義するとともに、必要なITリソースを事前検証済みの構成で提供。さらにリソース運用、障害監視、構成管理など、プライベートクラウド基盤で必要となるポイントや運用手順について、運用ガイドを用意。これらにより、個別に設計した場合、通常半年から1年近くかかるプライベートクラウドシステムの構築期間を2カ月程度に短縮可能」としている。
システムの増設も容易という。「増設ユニット」が定義されているため、これを購入して追加するだけで、拡張が行える。
さらに新製品では、OpenFlowに対応したNECのネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」や、クラウドサービス管理ソフトウェア「WebSAM Cloud Manager」、データセンター運用自動化ソフトウェア「WebSAM vDC Automation」などをオプションとして提供する。
Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2の価格は3000万円から。「Cloud Platform Suite サーバ増設ユニット」は400万円から。そして「Cloud Platform Suite ストレージ増設ユニット」は660万円から。
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