アプリケーションベンダのエコシステムを拡大へ
ニフティクラウド、テンプレート配布、Ruby SDKなど機能強化
2011/08/22
ニフティは同社のパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」で、8月22日18時より、カスタマイズイメージ配布機能、Ruby SDKなど複数の機能強化を同時に提供開始する。
ニフティが「イメージ配布機能」と呼ぶ新機能は、ベースのサーバイメージに対してアプリケーションをインストールしたり、各種の設定を施したカスタムイメージを、ニフティクラウドの利用者に配布できる機能。「NIFTY Cloudパートナープログラム」に参加しているパートナーは、これを使って自社製品を販売できるという。
「ニフティクラウドSDK for Ruby」は、ニフティクラウドのAPIをRuby on Railsで使えるようにするSDK。ニフティクラウドでは、SOAP API、REST APIを提供し、Java SDKをリリース済み。
その他の機能は次のとおり。
- サーバのコンソール画面を、同サービスのコントロールパネルから操作できるようになった
- サーバの再起動、ディスク障害の発生を、コントールパネルに通知としてリアルタイムに表示するようになった
- パターン認証機能をオプションとして提供開始。数字の位置をパスワードとして用いることでセキュリティを高められるようになった
- OS対応では、「CentOS 5.6プレーンインストール(64bit)」と「CentOS 5.6サーバーパッケージ(64bit)」が追加。これまでCentOSは5.3への対応のみだった。同サービスではほかに、Red Hat Enterprise Linux 5.3(32bit/64bit)、Microsoft Windows Server 2008 R2(64bit)をサポートしている。
ニフティはまた、「Oracle Database」の各エディションを、ユーザーの所有するライセンスで利用できるオプションを、8月24日14時に提供開始する。これについては、初期費用として1サーバ当たり3万1500円が必要となる。
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