DNSSECジャパンがチェックリストとロゴを発表
製品/サービスのDNSSEC対応状況をロゴで確認
2012/03/15
DNSSECジャパン(DNSSEC.jp)は3月15日、サービスや製品がDNSSECに対応していることを確認できる「DNSSEC Readyチェックリスト」と、適合が確認できた場合にその旨を示す「DNSSEC Readyロゴ」を発表した。
DNSSEC(Domain Name System Security Extensions:DNSセキュリティ拡張)は、インターネットを支える基盤技術の1つであるDNSのセキュリティを高めるための技術だ。DNSサーバからの応答が、本当にその相手が作成したものであり(データ出自の認証)、内容が途中で書き換えられたりしていないこと(データの完全性)を確認できる。
しかし、DNSSECを導入しているかどうかは表面的に見えにくく、サービスや製品がDNSSECに対応しているかどうかの確認も困難だった。そこでDNSSECジャパンでは、サービスや製品がどの程度DNSSECに対応しているかを客観的に示すための指標として、チェックリストとロゴをセットで提供することにしたという。
製品やサービスの提供者は、DNSSEC Readyチェックリストを用いて自社の製品/サービスをチェックし、適合が確認できた場合にはDNSSEC ReadyロゴをWeb上に提示できる。この際、適合するサービスや製品のカテゴリとともに、判定に使用したチェックリストの結果も表示することが必要だ。利用者はこの表示に基づいて、対象製品/サービスのDNSSEC対応状況を確認できるようになる。
なおこのチェックリスト/ロゴの利用は任意であり、DNSSEC.jpが製品/サービスに対して何らかの認定を与えるものではないが、すでに日本レジストリサービス、日本DNSオペレーターズグループ、東京エレクトロンデバイス、NTTPCコミュニケーションズなど8つのサイトがロゴを使用している。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
- 完全HTTPS化のメリットと極意を大規模Webサービス――ピクシブ、クックパッド、ヤフーの事例から探る (2017/7/13)
2017年6月21日、ピクシブのオフィスで、同社主催の「大規模HTTPS導入Night」が開催された。大規模Webサービスで完全HTTPS化を行うに当たっての技術的、および非技術的な悩みや成果をテーマに、ヤフー、クックパッド、ピクシブの3社が、それぞれの事例について語り合った - ソラコムは、あなたの気が付かないうちに、少しずつ「次」へ進んでいる (2017/7/6)
ソラコムは、「トランスポート技術への非依存」度を高めている。当初はIoT用格安SIMというイメージもあったが、徐々に脱皮しようとしている。パブリッククラウドと同様、付加サービスでユーザーをつかんでいるからだ - Cisco SystemsのIntent-based Networkingは、どうネットワークエンジニアの仕事を変えるか (2017/7/4)
Cisco Systemsは2017年6月、同社イベントCisco Live 2017で、「THE NETWORK. INTUITIVE.」あるいは「Intent-based Networking」といった言葉を使い、ネットワークの構築・運用、そしてネットワークエンジニアの仕事を変えていくと説明した。これはどういうことなのだろうか - ifconfig 〜(IP)ネットワーク環境の確認/設定を行う (2017/7/3)
ifconfigは、LinuxやmacOSなど、主にUNIX系OSで用いるネットワーク環境の状態確認、設定のためのコマンドだ。IPアドレスやサブネットマスク、ブロードキャストアドレスなどの基本的な設定ができる他、イーサネットフレームの最大転送サイズ(MTU)の変更や、VLAN疑似デバイスの作成も可能だ。
キャリアアップ
- - PR -
- - PR -
転職/派遣情報を探す
「ITmedia マーケティング」新着記事
Xは? TikTokは? Metaは? トランプ氏勝利で笑うソーシャル、泣くソーシャル
4年ぶり2度目のトランプ政権が実現することで、主要ソーシャルメディア各社はどのような...
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2024年11月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
2024年のソーシャルメディアマーケティング市場は前年比113%の1兆2038億円
サイバー・バズはデジタルインファクトと共同で、2024年国内ソーシャルメディアマーケテ...