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センサーを利用し機器の利用実態を「リアル」に把握

PFU、IT機器のライフサイクル管理サービスを開始

2012/04/23

　PFUは4月23日、PCやタブレット端末、スマートフォンやプリンタといった、社内に存在するさまざまなIT機器のライフサイクル全体を管理するサービス「iNetSec Smart LCM」の提供を開始した。

　iNetSec Smart LCMは、ネットワークに接続された機器を自動的に検出するセンサー「iNetSec Smart Finder」とそれを管理するクラウドサービス、PFUによるフィールドサービスを組み合わせ、ワンストップで提供するサービスだ。IT機器の運用管理負荷を軽減し、煩雑な業務から担当者を解放するという。

　iNetSec Smart Finderは、ネットワークセグメントでどういったIT機器が利用されているかをエージェントレスで把握し、管理台帳を作成する。「ヒアリングなどに基づいていったんIT資産台帳を作成しても、その後、勝手に機器が追加されたり、引き出しの奥にしまわれて使われなくなったりして、実態と乖離していくことが多い」（PFU カスタマ＆テクノロジー・サービスグループ サービスビジネス統括部 商品企画部部長 野川龍相氏）。フリーアドレス制を採用しているオフィスではとくに、スマートフォンをはじめとするモバイル機器の利用実態を把握することが困難だ。

　これに対しiNetSec Smart Finderを利用したIT機器管理サービスでは、現状をリアルに、自動的に把握できる。その情報に基づいて、保有台数やライセンスを適正化することで、コスト削減が可能だ。また、IT機器台帳に登録されていない機器以外のネットワークアクセスを制限することで、安全なネットワーク環境を実現する。

　さらに、フィールドサービスを組み合わせれば、Webベースの管理画面上で指示するだけで、機器の新規導入や交換、撤去といった作業が行われるため、複数ベンダへの手配業務を省くことができる。進ちょく状況を確認することも可能だ。

　iNetSec Smart LCMの価格は、管理対象ネットワークセグメントが10個あり、ユーザー500人／PC500台を対象とする場合で、初期導入費用が150万円から。月額利用料金は、IT危機管理サービスが17万8800円から、フィールドサービスは23万5000円から。