SkypeとAndroid女子部がコラボイベント

Skypeで婚活!? Android女子部員が考えた新しい使い方

2012/08/30

 米Microsoft傘下のSkypeと、Androidの女性コミュニティ「Android女子部」が8月29日、東京・表参道のカフェでコラボレーションイベントを行った。Android女子部員約20人が集まり、お茶や食事を楽しみながら、Skypeに関するレクチャーに耳を傾けたり、ビデオチャットで見た目の印象をアップするテクニックを学んだり、Skypeの新しい使い方を提案。「Skypeで婚活」「Skypeで占い」など、女子部らしいアイデアが飛び出した。

androidskype01.jpg イベントの様子

LINEにないSkypeの強みとは?

 イベントではまず、日本マイクロソフトSkypeディビジョンのプロダクトマーケティングマネジャー・川北篤史氏がSkypeの特徴を説明。Android版は1300種類以上の端末に対応し、7000万ダウンロードされているという。

 スマートフォンやPCだけでなくテレビに対応したり、Facebook内の通話サービスに使われたりなど、さまざまなプラットフォームに対応。今後はマイクロソフト製品との連携を強めていく方針で、Windows 8やWindows Phoneはもちろん、Outlookからも通話できるようになる予定だ。

 ビデオ通話に強いのも特徴で、Androidでも多くの端末でビデオ通話に対応。画質・音質にこだわったビデオ通話機能は、LINEなどほかのチャットツールにはまねできない強みと川北氏は強調。アップデートごとにビデオの画質や音質が向上しているため、「ぜひ最新版をダウンロードしてほしい」と呼びかける。

androidskype02.jpg 某ライバルサービスとの比較表

 「SNSで写真のシェアはよくあるが、ビデオの共有は少ない」とし、イベントなどの様子をSkypeのビデオチャットで遠くの仲間と共有するといった使い方を提案していた。

イメージコンサルタントが伝授! Skypeビデオチャットで印象アップする10の技

 ビデオチャットで印象を良くするためのテクニックは――米国でイメージコンサルティング企業を運営する日野江都子さんが、Skypeのカメラ写りを良くし、イメージアップするための10のテクニックを伝授。Android女子部員たちは真剣に聞き入っていた。

 ビデオチャット時のイメージアップのコツは、

(1)カメラのレンズは顔より5度上に置く(目が大きく小顔に見える)

androidskype03.jpg

(2)ライトは斜め前から照らす(鼻筋が通り、顔がくっきり見える)

(3)顔の角度は正面より斜め5度ずらす

(4)洋服はモノトーンを選ぶ(柄は表情を邪魔する)

(5)普段の5割増し程度のはっきりメイクで(薄いメイクだと表情がぼやける)

(6)リップはラメなしで(ラメが強いと光を反射して色が出ない)

(7)膝に白い紙やハンカチを置く(レフ板効果で影の部分が明るくなる)

(8)髪は前に垂らす(フェイスラインがはっきりして小顔効果が出る)

(9)背筋を伸ばす(あごが引け、首が長く見える)

(10)カメラのレンズに向かってほほ笑む(カメラの向こうの相手と目を合わせる)

――だ。

 さらに、「Skypeする時、ビデオチャットをするかしないか事前に決めていくことも大事」とも。見せ方をばっちり準備したのに音声チャットでがっかりしたり、音声チャットと思い込んでパジャマのままでいたらビデオチャットだったり――といった失敗があるためだ。「相手とどうコミュニケーションを取り、より仲良くなれるかが大事なポイント」と、日野さんは話していた。

Skypeで婚活? Android女子部員が考えた新しい使い方

 最後に、Android女子部員たちがSkypeの新しい使い方を提案。ビデオチャットを使った新ビジネスや、グローバル展開に目を付けたサービス案などが次々に飛び出した。

 挙がったアイデアは、医師による遠隔診断や、遠隔占い、資格取得などの遠隔講座、芸能人と対話できるサービス、自宅のペットの様子を旅先から確認したり、幼稚園の子供の様子を職場から確認する見守りサービス、遠隔地のミュージシャン同士で合奏できるサービス、Skypeお料理教室、Skypeで出会える婚活サービス――など。

 すべてのアイデアの中から、マイクロソフトの川北氏が「Skype賞」を選出した。賞を獲得したのは、小学生同士の国際交流にSkypeを使おうというアイデアだ。まずは音声チャットで交流し、その後ビデオチャットでお互いの国の様子を見ながら交流を深めていくというもので、「印象に残った」という。

 彼女らのアイデアを生かせば、Skypeの新たな使い方はまだまだ生まれていきそうだ。

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(@IT 岡田有花)

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