開発者の対応期限は2013年3月に

Twitter API v1.1リリース、利用条件厳格化

2012/09/06

 米Twitterは9月5日、Twitter APIの新バージョンとなる「Twitter API v1.1」をリリースした。併せて利用上のルールを定めた「Developer Rules of the Road」を改訂し、規定を厳格化している。

 バージョン1.1ではTwitter APIの悪用を防ぐ目的で、すべてのAPIエンドポイントについてOAuthによる認証を義務付けた。1.1のリリースと同時に1.0は廃止されることになり、開発者は2013年3月までにアプリケーションを1.1に移行させる必要がある。

 Developer Rules of the Roadの改訂では、開発者が順守すべき項目を定めた「Display Guidelines(ディスプレイ指針)」が「Display Requirements(ディスプレイ条件)」という文言に変更され、順守が義務付けられた。この規定を守らない場合はアプリケーションキーを無効にすることもあり得ると忠告している。

 Twitterはこれに伴い、これまでのウィジェットの代わりとして、「埋め込みタイムライン」(Embedded Timelines)も発表した。この埋め込みタイムラインを利用すれば、Twitterが規定した通りの方法で、Webサイトにタイムラインを埋め込むことができるとしている。

 携帯端末やSIMカード、チップセットなどのコンシューマ端末にプリインストールされたクライアントアプリケーションについては、Twitterの認定を取得することを義務付けた。

 また、アプリケーションが必要とするユーザートークンが10万を超す場合は許可が必要になると規定した。ただし、これについては先の予告に多くのフィードバックが寄せられたことを受け、「10万というユーザートークンの制限は、中核的なTwitterの体験を再現しているごく少数のクライアントのみに適用される」と述べ、他の大部分のアプリケーションはこの限りではないと説明している。

(@IT 鈴木聖子)

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