IDCフロンティアと協力して提供

ヤフーが企業向けクラウドストレージ開始、NoSQLのDBサービスも予定

2012/09/07

 ヤフーは9月6日、IDCフロンティアと協力し、企業向けクラウドストレージサービス「Yahoo!クラウド ストレージ」の提供を開始した。データのバックアップや災害対策、コンテンツ配信といった用途に利用可能という。

 Yahoo!クラウド ストレージは、ヤフーのインフラ環境を用いたストレージサービス。画像やドキュメント、動画ファイルなど、オブジェクト形式のデータを保存できる。1ファイル当たりのサイズ上限は5GBだが、利用可能な容量は無制限だ。さらに、標準でCDN(Contents Delivery Network)機能も提供するため、バップアップ用途だけでなく、電子書籍や画像の配信サービスなどにも利用できるという。

 クラウドストレージAPIはAmazon S3互換相当のものを提供する。管理用コントロールパネルを用意するほか、REST API経由での制御も可能だ。価格は、ストレージ利用料が1GB当たり10円。ネットワーク転送料(ダウンロード時)は、1GB当たり15.75円となる。

 ヤフーとIDCフロンティアは第2弾として、NoSQL型の大規模データベースサービスの提供も予定している。IDCフロンティアが出資している米Bashoの分散型データベース/クラウドストレージ技術「Riak」を利用したものになるという。

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:

Master of IP Network フォーラム 新着記事

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。