UI以外の部分をiOSアプリとAndroidアプリ、Webアプリで共有

米Google、JavaコードをObjective-Cに変換するツール「J2ObjC」を公開

2012/09/18

 米Googleは、オープンソースのコード変換ツール「J2ObjC」をリリースした。JavaのソースコードをiOSアプリ開発に使われるObjective-Cのソースコードに変換できる。

 Googleのオープンソースブログによると、同ツールではJavaコードをiOSアプリケーションビルドの一部とすることができ、生成されたファイルの編集は不要。データアクセスやアプリケーションロジックといった、UI以外の部分に関するコードをJavaで記述し、それをWebアプリだけでなくAndroidアプリ、iOSアプリで共有できる。

 Java 6を完全サポートしているほか、ランタイム機能のうち、例外、内部および匿名クラス、ジェネリックタイプ、スレッド、リフレクションなど、クライアントサイドのアプリケーション開発に必要な機能の大半をサポート。JUnitテスト変換と実行にも対応し、XcodeとMakeを含むほとんどの開発ツールで利用できる。

j2objc01.jpg

 なお、プラットフォーム独立型のUIツールキットは提供しておらず、将来的にもその予定はないという。

 現時点の品質はアルファとベータの中間という位置付けで、バージョン番号は0.5。使用に当たってはMac OS Xシステムを必須とし、Xcode 4以上、OS X向けのJava、Apache Mavenが必要になる。

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(@IT 鈴木聖子)

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