顧客拠点との接続も計画
さくら、専用サーバやクラウドをL2で接続する「ハイブリッド接続」
2012/09/25
さくらインターネットは9月25日、同社が提供する複数のサービスを同一のローカルネットワークで接続し、1つのインフラシステムとして構築できるようにする「ハイブリッド接続」を発表した。
ハイブリッド接続は、別々に構築、運用されてきたホスティングサービスやクラウドサービスをレイヤ2ネットワークで接続し、同一セグメント化するサービスだ。これにより、クラウドと専用サーバ、仮想サービスと物理サーバを組み合わせ、それぞれのメリットを活かした1つのインフラを構築できるようになる。

当初は、同社の石狩データセンターで提供する「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」「リモートハウジング」の3サービスが対象だが、順次ほかのデータセンターやサービスにも対象を拡大する予定だ。また、顧客の拠点との接続も視野に入れており、そうなればオンプレミスのシステムも含めた仮想プライベートクラウドの構築も可能になる。
ハイブリッド接続の基本料金は、初期費用が5250円、月額料金は2625円。接続するサービスごとに必要な「接続費用(100Mbps 共有回線ベストエフォート)」は月額2625円。10月3日から提供を開始する。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
- 完全HTTPS化のメリットと極意を大規模Webサービス――ピクシブ、クックパッド、ヤフーの事例から探る (2017/7/13)
2017年6月21日、ピクシブのオフィスで、同社主催の「大規模HTTPS導入Night」が開催された。大規模Webサービスで完全HTTPS化を行うに当たっての技術的、および非技術的な悩みや成果をテーマに、ヤフー、クックパッド、ピクシブの3社が、それぞれの事例について語り合った - ソラコムは、あなたの気が付かないうちに、少しずつ「次」へ進んでいる (2017/7/6)
ソラコムは、「トランスポート技術への非依存」度を高めている。当初はIoT用格安SIMというイメージもあったが、徐々に脱皮しようとしている。パブリッククラウドと同様、付加サービスでユーザーをつかんでいるからだ - Cisco SystemsのIntent-based Networkingは、どうネットワークエンジニアの仕事を変えるか (2017/7/4)
Cisco Systemsは2017年6月、同社イベントCisco Live 2017で、「THE NETWORK. INTUITIVE.」あるいは「Intent-based Networking」といった言葉を使い、ネットワークの構築・運用、そしてネットワークエンジニアの仕事を変えていくと説明した。これはどういうことなのだろうか - ifconfig 〜(IP)ネットワーク環境の確認/設定を行う (2017/7/3)
ifconfigは、LinuxやmacOSなど、主にUNIX系OSで用いるネットワーク環境の状態確認、設定のためのコマンドだ。IPアドレスやサブネットマスク、ブロードキャストアドレスなどの基本的な設定ができる他、イーサネットフレームの最大転送サイズ(MTU)の変更や、VLAN疑似デバイスの作成も可能だ。
キャリアアップ
- - PR -
- - PR -
転職/派遣情報を探す
「ITmedia マーケティング」新着記事
在任期間は短くても将来は明るい? データが示すCMO職のさらなる出世の可能性
CMOの約3分の2はポジションを離れた後、社内で昇進するか、他のブランドで同等またはより...
「押し付けがましい広告」が配信されたとき、消費者はどう感じるか
消費者は個人データに依存した広告よりも、記事などのコンテンツの文脈に沿っている広告...
SNS発信のベストな時間帯(2025年版) InstagramとFacebook、TikTokでどう違う?
Hootsuiteが2025年版のソーシャルメディア最適投稿時間を公開。各プラットフォームごとの...