アントニオ猪木のビンタで、サイボウズ社長が放心状態ダーッ!!

サイボウズ、パートナー認定資格制度を新設

2012/09/28

 9月26日、サイボウズは「cybozu.comカンファレンスII」で業務アプリ構築クラウド「kintone」のパートナー認定資格制度を発表した。パートナー認定資格制度は2種類。kintoneの営業や販売についての認定試験の合格者への「認定セールスアドバイザー(略称:SA)」と、kintoneの技術に関する認定試験の合格者への「認定クラウドディベロッパー(略称:CD)」だ。

 kintoneとは、アンケートや売り上げ集計、問い合わせ管理、日報、タスク管理などのWebアプリケーションを誰でも簡単に構築できる、業務アプリクラウド。サイボウズは、「チームあるところ サイボウズあり」というスローガンを掲げ、kintoneの販売体制強化に踏み切った。パートナー認定資格制度では、ビジネスへの活用を促進するためのkintoneのトレーニングメニューが用意され、kintone開発環境の提供や技術的な支援が行われるという。kintoneパートナー認定資格制度の説明会は、10月26日に東京会場で、10月31日に大阪会場で実施される。

 kintoneは今後、続々と新機能を実装していく計画だ。まず、10月7日までに、通知、BPM強化、関連レコード一覧、API拡張、テンプレート機能強化が実装される予定。第2弾として、一括削除、スマホ対応が実装されるという。さらに、2013年2月3日に向けては、サブテーブルCSV書き出しなどの機能追加が行われる予定。

アントニオ猪木氏の手形が赤く残った青野氏のほっぺた アントニオ猪木氏の手形が赤く残った青野氏のほっぺた

 基調講演では、代表取締役社長の青野慶久氏が「『良い会社は情報を隠さない』をモットーに、コラボレーション部門のクラウドサービスシェアナンバーワン企業として世界を目指す」と意気込み、ゲストにアントニオ猪木氏を迎えた。「世界に出ていくために、一番大切にしなければいけないことは何か」という青野氏の質問に対し、アントニオ猪木氏は「若いときは、思いっきり暴れまくる。そして、何より忘れてはいけないことは、感謝をすることだ」と答えた。

 さらに、アントニオ猪木氏は、「S字カーブ理論」について語った。S字カーブ理論とは、横軸に投資、縦軸に成果をグラフにしたときに、その関係がS字形で表わされる理論のことをいう。「S字カーブ理論のように、衰退期には何をやってもだめだ。勢いがあるときにこそ勝負をしなければいけない。しかし、ほとんどの人は、勢いがなくなってからそのことに気付く。だから、勢いがあるこの時期に勝負するべき」(アントニオ猪木氏)。

 最後に、サイボウズへの「闘魂注入」ならぬ、「闘雲注入」が行われた。アントニオ猪木氏の手形が赤く残った青野氏のほっぺたからは、今回新たに設立されたパートナー認定資格制度への意気込みがひしひしと伝わってきた。「すばらしかったですね……。私もう、放心状態です……」(青野氏)。

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(@IT 太田智美)

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