司会:小柴豊(アットマーク・アイティ) オブザーバー:堂山真一(NTTコムウェア)/渡辺隆(日本ラショナルソフトウェア)
反復型開発プロセスの有効性を理解しているのは果たして、現場の技術者だけなのだろうか? 今回、座談会に出席した技術者の言葉は、それほどまでに「上司」や「会社」との軋轢(あつれき)を感じさせた。ここに登場する技術者達は、先進的な取り組みを行う一握りの人々である。彼らの背後には、さらに大きな悩みを抱えた膨大な数の技術者が控えているとみるべきだ。だからこそ、彼らの声には耳を傾ける意義があるのではないだろうか。座談会は、「既存のソフトウェア開発が抱える問題点」から「反復型開発プロセスを導入した具体的な経緯」、そして「反復型開発導入の障害と対策」にまで話が及んだ。