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 @IT > あきこちゃんのサーバ導入記:タワー型サーバよりラク!?「HP BladeSystem c3000」の管理性とは?
 
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――サーバと運用管理について日々勉強中のあきこちゃん。その日頃の勉強熱心さを買われ、所属部署のサーバ導入を担当することとなりました。【前編】で「HP BladeSystem c3000」の魅力を学びましたが、その使いやすさや管理性も気になるようです。

あきこちゃん c3000はコンパクトなエンクロージャに8台のサーバブレードを収納できて、信頼性も高いということが分かりました!ぜひ、私の部署でも導入したいなあ。でも大変なことを思い出しちゃった……。ブレード型サーバを導入する際には、一般的にAC200V対応の環境を準備する必要があると聞いたことがあるんだけど、いま、検討している設置場所はAC100Vにしか対応していないのよね。ということは、まずはAC200V用の電源工事から始めないといけないってことか……。

8台のサーバを格納できる「<コンパクト第3世代ブレード> HP BladeSystem c3000」


ペディアくん ちょっと待って、あきこちゃん! c3000はAC100Vでの利用を前提に開発されたエンクロージャなんだ。つまり、オフィスの壁のコンセントから電源を取れるんだ。実はブレード型サーバの導入を検討しているサーバ管理者の間で、最も多かった要望の1つが「AC100Vへの対応」だったんだよ。そこでc3000は、AC100Vに対応することで、専用のサーバルームやAC200V対応の環境を準備しなくても、ブレード型サーバを使えるようにしたんだ。これなら、あきこちゃんが考えている設置場所でも電源工事をせずに導入できるね。

あきこちゃん そうなんだ! AC100V対応だったらオフィスのどこにでも置けそうだし、とっても便利ね! でも、AC100Vに対応している分、パワーサプライの性能が落ちていたり、発熱量が増えることになったりすると、それはそれで困るな……。

ペディアくん そんなことはないよ。c3000のパワーサプライはこれまでのパワーサプライと比較して電源の変換効率を87%まで高めることで、AC100Vでも発熱量を抑えることを可能にしたんだ。発熱量が少なくなれば、パワーサプライ自体のサイズも小さくでき、つまりはコンパクトなc3000のエンクロージャにも格納できるようになったってことだね。ちなみに2003年当時のパワーサプライ(HP ProLiant DL580G2)と比べると変換効率は87%アップしながらも、体積は86%減っているんだよ。

以前の製品(右)と比べて電源の変換効率を高めて、小サイズを実現したc3000のパワーサプライ(左)


  遠隔操作で簡単管理

あきこちゃん AC100Vに対応していることも分かったことだし、あとはサーバの管理性ね。設置については、条件さえ満たせばオフィスのどこにでも置けそうということは分かったけど、管理もどこでも……というわけにはいかないわよね。

ペディアくん 以前、紹介した「Flashデモで解説:15分でわかるサーバ管理のコツ」でのHP Integrated Light-Out」(iLO)という機能を覚えているかな。iLOはネットワーク経由でサーバの管理や操作ができる機能だったね。クライアントPCのWebブラウザを使ってアクセスするから、わざわざサーバの設置場所に行く必要もない。サーバがブルースクリーンになってしまったときに再起動をしたり、BIOS画面の操作をしたり、サーバ電源のOn/Offなどなど……自分のデスクからほとんどの操作ができるんだ。

あきこちゃん もちろん、覚えているわ。そうか。iLOを使うことができれば安心ね。1台のクライアントPCから複数のサーバにアクセスして、管理することもできるし。それにサーバごとにキーボードやマウス、TFTを用意しなくてもいいのが助かるわ。

【コラム】

サーバリモート管理のメリットって?

「まず、ローカルの管理コンソールが不要になります。そして何より、デスクとサーバルームとの往復が激減するでしょう。電源OFFのサーバを起動させたり、OSをインストールするなど、手元のPCからネットワーク経由でサーバブレードにアクセスして様々な操作を行えます。リモートのサーバ管理がどれだけ快適か、一度体験したらきっと戻れなくなります(笑)」

日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズストレージ・サーバ統括本部
インダストリースタンダードサーバ製品本部
プロダクトマーケティング部
山中伸吾氏

  接続は電源、ネットワークケーブルだけ

ペディアくん 接続する機器が少なくて済むのはc3000のメリットの1つだよ。iLOを使えばc3000に接続するのは電源ケーブルとネットワークケーブルだけ。タワー型サーバやラックマウント型サーバは、導入台数が増えるごとに背面が大量のケーブルで煩雑な状況になりがちだけど、c3000なら本当にすっきり。サーバの設置場所の選択肢も広がるね。

電源とネットワークケーブルを接続すれば使い始められるc3000

 さらに注目して欲しいのはc3000エンクロージャの前面に搭載される液晶画面「Insight Display」だよ。Insight Displayは以前も動画で紹介しているけど、エンクロージャの前面でサーバの状態を管理者に知らせる機能がある。通常は画面全体がグリーンになっているけど、サーバやパワーサプライに障害が発生するとディスプレイがオレンジに変わって、管理者に知らせる。さらにエンクロージャ内のどこに問題があるのか、部品の交換などの対処法までも、まるでコピー機の紙詰まりのときのようにアニメーションで教えてくれるんだ。あきこちゃんのような新人管理者にはうってつけの機能だね。

あきこちゃん c7000で搭載している便利な管理機能も使えるのね。サイズはコンパクトだけど、機能は本当にフル!

  8時間を2時間半に短縮するDVDドライブ

ペディアくん こんな機能もc3000の特徴だ。サーバの構築で時間のかかる作業の1つはOSのインストール。サーバ1台ずつにOSをインストールすると、場合によっては1日中の作業になってしまう。特にブレード型サーバの場合、複数のサーバブレードに対して、DVDドライブはエンクロージャに1台ということがほとんどだね。だから結局は、サーバ1台ずつしかOSをインストールできずに時間がかかってしまう。

 でも、c3000の内蔵DVDドライブは、複数のサーバブレードで“同時に共有できる”んだ。だから複数のサーバブレードへのOSの同時インストールが可能で、作業時間の大幅な短縮が可能だよ。HPの試算では8台のサーバに1ずつOSをインストールすると約8時間かかる。それがc3000なら約2時間半で終わるんだ。

あきこちゃん 本当に現場思いね。これで私も川柳の時間を削らなくて済むかも!

【今回のポイント川柳】

●100V対応 ブレード導入 かんたんに

●リモート管理 離れていても 通じ合う

●DVD-ROM 共有すれば スピードアップ


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