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@IT[FYI] 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局
制作:アットマーク・アイティ 編集局
掲載内容有効期限2003月10月27日

 


リッチインターネットアプリケーション時代の到来 【第3回】

ColdFusion MXで
リッチインターネットアプリケーションを体験

 今回はMacromedia ColdFusion MXをプラットフォームに用いたリッチインターネットアプリケーションを実際に体験していただこう。

 その前に、ColdFuiosn MXは前回のプロダクトレビューでご紹介したときからすでにバージョンアップしたことをお知らせしなければならない。新しいバージョンでは、以下の製品ラインが提供される。

  • ColdFusion MX 6.1 エンタープライズ版
  • ColdFusion MX 6.1 スタンダード版
  • ColdFusion MX 6.1 トライアル版(デベロッパー版)

 ColdFusion MX 6.1 エンタープライズ版は、Macromedia JRun4プロフェッショナル版を標準でバンドルする。そのために、アプリケーションのプレゼンテーション層はCFML言語で、ビジネスロジックはJSPとサーブレットで開発することが可能となった。

 また、前バージョンのColdFusion MX Server for J2EEと同様に、ColdFusion MXを各社のJ2EEサーバにデプロイして使用することも可能だ。インストール時のオプションの選択で単独で動作させるか、J2EEサーバにデプロイするかを選ぶことができるようになっている。

 ColdFusion MX 6.1 スタンダード版は、J2EEコンテナがColdFusionに統合されている。使用できる言語はCFML言語のみで、旧来からのColdFusionユーザーをターゲットにしたエディションだ。

 ColdFusion MX 6.1 トライアル版(デベロッパー版)は、インストールした後、30日間は無償で使える。トライアルの期間を過ぎると自動的にデベロッパー版となり、開発専用のプラットフォームとして利用できる。

 ColdFusion MX 6.1はOSのサポート範囲も広がり、以下のOSを新たにサポートした。

  • Windows Server 2003(IIS 6)
  • RedHat Linux 8
  • RedHat Linux 9
  • SuSE Linux 8
  • Solaris 9
  • AIX 4.3.3/5.1
リッチインターネットアプリケーションの準備

 では、いよいよリッチインターネットアプリケーションを体験することにしよう。必要なソフトウェアは無償でダウンロードできるものばかりなので、誰にでも体験することができる。

 利用するサンプルアプリケーションは、前回『[プロダクトレビュー]リッチインターネットアプリケーションを実現する標準プラットフォーム「ColdFusion MX」』の最後に告知したようにマクロメディアのサイトからダウンロードできる「Pet Market」だ。

 今回実際にアプリケーションを動作させた環境を以下に紹介する。

OS Windows 2000 Professional SP3
アプリケーション・サーバ Macromedia ColdFusion MX 6.1(トライアル版)
アプリケーション Pet Market バージョン 1.2

 それぞれの製品のダウンロード先を以下に示すので、ダウンロードしてほしい。

ColdFusion MX のインストール

 まず、ColdFusion MXをインストールしよう。前述のサイトからダウンロードしたファイル「ColdFusion-61-win.exe」をクリックするとインストーラがスタートする。[OK]ボタンをクリックするとウィザード形式のインストーラ画面が現れる。

ColdFusion MXのインストーラ起動画面

ウィザード形式のインストーラ。 このインストーラはウィザード形式で簡単に操作できる。各画面で該当する項目を選択し、[次へ]ボタンをクリックして進めていく。この画面で[次へ]をクリックすると「ライセンス契約の同意」画面が表示されるので、[ライセンス契約の条件に同意します]を選択して次へ進む

 今回は新規にColdFusion MXをインストールするので、「ColdFusion MXの新バージョンのインストール」を選択する。さらに、[30日トライアル(エンタープライズ版)]を選択し、[次へ]をクリックする。

 

 次の画面では、ColdFusion MXをJRun4上で動作するアプリケーション・サーバとしてインストールするか、他のJ2EEアプリケーション・サーバの上にデプロイして使用するかを選択する。ここではJRun4で動作するアプリケーション・サーバとして利用するので、「J2EE設定(ColdFusion MXとJRun4を併用)」を選択する。

JRun4上で動作するアプリケーションとしてインストールするオプションを選択する

 次に、JRun4をインストールするディレクトリを指定する。ここでは、c:\JRun4を指定した。

JRun4をインストールするディレクトリを指定する

 次の画面では利用するWebサーバを選択する。今回はColdFusion MXが内蔵しているWebサーバを利用することにする。「内蔵Webサーバ(開発用のみ)」を選択する。

本稿における環境では他のWebサーバを使用していないため、内蔵Webサーバを利用することにした。なお、内蔵Webサーバは開発時のテスト用のためのものであるため、運用環境では使用しないように注意されたい

 次の画面では、ColdFusion MXの管理コンソール、JRun4の管理コンソールそれぞれのためのユーザーIDとパスワードを入力する。

 ここまで進めると、以下のようなインストール内容に関する確認画面が表示される。[インストール]をクリックすると、ColdFusion MXのセットアップが開始される。

JRun4をインストールするディレクトリを指定する

 最後に、インストール完了の画面が表示されればインストールは終了だ。

ColdFusion MXの稼動を確認

 さて、いよいよColdFusion MXが正常に稼動するかを確認してみよう。以下のURLにアクセスする。

http://localhost:8500/CFIDE/administrator/index.cfm

 以下のログイン画面が表示されたら、インストール時に設定したColdFusion MXの管理コンソールのパスワードを入力しよう。

ColdFusion Administratorのパスワードを入力

 ログインに成功すれば、以下の管理画面が現れるはずだ。これで、インストールが成功したことが確認できる。

ColdFusion Administratorの画面

Pet Marketのデプロイ

 次にPet Marketをデプロイしよう。ダウンロードしたアーカイブファイル「petmarket-windows-1-2a.zip」を任意のディレクトリに解凍しよう。本稿ではc:\tempに解凍した。

 次に、前節と同じURLにWebブラウザでアクセスし、ColdFusion Administratorを起動し、Administratorとしてログインする。そして、左側のメニューの[サーバーの設定]セクションで、[アーカイブとデプロイ]リンクをクリックする。すると、[アーカイブとデプロイ]ページが開く。「既存のアーカイブのデプロイ」に、“Blueprint_v1.2.car”を指定し、[デプロイ]ボタンをクリックする。

[アーカイブとデプロイ]にデプロイするcarファイルを指定し、[デプロイ]ボタンをクリックする (画面をクリックすると拡大します)

 アーカイブウィザードが起動する。ここで「次」をクリックする。

アーカイブウィザード。右下の[次]をクリックしてウィザードを進める (画面をクリックすると拡大します)

 「デプロイの位置(複数)」で、[デプロイ]をクリックする。

[デプロイ]をクリックするとデプロイ作業が開始される (画面をクリックすると拡大します)

 デプロイの状態が表示され、無事終了すると「デプロイが完了しました」とダイアログが表示されるので、これで完了だ。

デプロイのステータスが表示される (画面をクリックすると拡大します)

このダイアログが表示されたらデプロイに成功だ 

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リッチインターネットアプリケーション時代の到来
  第1回 次に来るWebコンピューティングの未来像とは
  第2回 プロダクトレビュー ColdFusion MX
第3回 リッチインターネットアプリケーションを体験する

◆リッチインターネットアプリケーション時代の到来 インデックスページへ戻る



リッチインターネットアプリケーションの作成に必要な、
ColdFusion MX の優れた新機能をすべてご使用いただけます

 


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