ブロードバンド
Broadband
512Kbps以上の高速な回線のこと。ブロードバンドとは広帯域という意味で、送受信できるデータ量が多い接続サービスなどを指す。ADSL接続サービスやFTTH接続サービスなどが挙げられる。
従来のナローバンド接続サービスは、64Kbps以下から256Kbps以下の低速な接続サービスで、接続時間に対して課金する方式をとっていた。それに対してブロードバンド接続サービスはADSLやケーブルTV、光ファイバなどの高速・広帯域回線を活用し、最大100Mbpsの速度を実現することができる。ADSLであれば、通常の電話回線をブロードバンドルータに接続し、電話とデータ通信の両方を利用できる。FTTHであれば、光ファイバケーブルを宅内近くまで引き、宅内に設置したブロードバンドルータに100BASE-Tケーブルで接続すればよい。
ブロードバンドが企業から家庭まで一気に普及したのは、定額制をとること、通信料や時間帯を気にすることなく利用できることなど、利用面の大幅な改善にあると考えられる。同時に、ブロードバンドのメリットを活用したさまざまなサービスが通信事業者などによって展開されており、IP電話サービスやIPテレビ、ビデオオンデマンドなど動画放送サービスなど、次々と新しいサービスが登場している。
企業では、インターネットに低コストで常時接続できるようになったことから、ネットワークを基盤としたビジネスモデルの普及が一気に広まった。企業向けのインターネット接続サービスであるIP-VPNやインターネットVPN、リモートサイトへのバックアップソリューション、距離を問わず一律の通話コストを実現するIP電話サービスなど、多くの企業向けサービスも生まれた。
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