FTP
エフティーピー / File Transfer Protocol
ファイル転送の際に利用するアプリケーション層のプロトコル。クライアントからサーバへファイルを転送するコマンド「PUT」や、サーバからのファイルを取り出すコマンド「GET」などがある。
FTPセッション中は、コマンドと応答のための制御コネクションと、データ転送のためのデータコネクションの2つのコネクションが使われる。
動作は、まずクライアントの制御プロセスが制御コネクションを確立し、これを使ってコマンドと応答が送られる。この制御コネクションは、コマンドやデータの転送中は常に開いている必要があり、このコネクションが維持されていないとFTPセッションは中止される。この制御コネクションで、クライアントがデータ転送用パラメータや動作を指定するFTPコマンドを送信すると、サーバがデータコネクションを開始する。
セキュリティ強化のために、クライアントがデータコネクションを開始するものをFTP Passive Openと呼ぶ。これは、制御コネクションとデータコネクションに使うポート番号をクライアントが統制するもので、ネットワーク管理者の制御範囲が広がる。
FTPを利用したアプリケーションも、FTPと呼ばれることがある。
Master of IP Network フォーラム 新着記事
- 完全HTTPS化のメリットと極意を大規模Webサービス――ピクシブ、クックパッド、ヤフーの事例から探る (2017/7/13)
2017年6月21日、ピクシブのオフィスで、同社主催の「大規模HTTPS導入Night」が開催された。大規模Webサービスで完全HTTPS化を行うに当たっての技術的、および非技術的な悩みや成果をテーマに、ヤフー、クックパッド、ピクシブの3社が、それぞれの事例について語り合った - ソラコムは、あなたの気が付かないうちに、少しずつ「次」へ進んでいる (2017/7/6)
ソラコムは、「トランスポート技術への非依存」度を高めている。当初はIoT用格安SIMというイメージもあったが、徐々に脱皮しようとしている。パブリッククラウドと同様、付加サービスでユーザーをつかんでいるからだ - Cisco SystemsのIntent-based Networkingは、どうネットワークエンジニアの仕事を変えるか (2017/7/4)
Cisco Systemsは2017年6月、同社イベントCisco Live 2017で、「THE NETWORK. INTUITIVE.」あるいは「Intent-based Networking」といった言葉を使い、ネットワークの構築・運用、そしてネットワークエンジニアの仕事を変えていくと説明した。これはどういうことなのだろうか - ifconfig 〜(IP)ネットワーク環境の確認/設定を行う (2017/7/3)
ifconfigは、LinuxやmacOSなど、主にUNIX系OSで用いるネットワーク環境の状態確認、設定のためのコマンドだ。IPアドレスやサブネットマスク、ブロードキャストアドレスなどの基本的な設定ができる他、イーサネットフレームの最大転送サイズ(MTU)の変更や、VLAN疑似デバイスの作成も可能だ。
|
|