WiMAX
ワイマックス / Worldwide Interoperability for Microwave Access
WiMAXは、IEEEで策定された固定無線アクセス(FWA)の標準規格。ADSLや光回線などの敷設が困難な地域への接続手段として期待されている。IEEE 802.16aおよびIEEE802.16dを統合したIEEE802.16-2004が正式規格だ。
WiMAXの最長伝送距離が2〜10kmで、最大伝送速度は最大74.81Mbps、2.5GHz帯や3.5GHz帯、5.8GHz帯を使用する。変調方式は、OFDM、OFDMA、QPSK、16QAM、64QAMが採用されている。
2003年4月に設立された業界団体WiMAX Forumの相互運用性テストに合格、認定されている製品には「WiMAX Forum Certified」というラベルを貼ることが許可される。日本では、YOZANが実証実験を積極的に実施しており、2005年12月には4.9GHz帯に登録申請して商用サービスを開始した。
IEEE802.16-2004は固定無線通信をベースとした規格だが、これに基地局移動に関する仕様を追加したIEEE802.16e(通称:Mobile WiMAX)も登場しており、最近は後者をWiMAXと呼ぶことが増えている。
Mobile WiMAXは、最長伝送距離が1〜3km、最大伝送速度が最大21Mbpsで、6GHz帯以下を使用するよう規定されている。変調方式はOFDM、OFDMA、SOFDMA、QPSK、16QAM、64QAMが採用されている。
日本では2.5GHz帯への割当てが検討されており、すでにKDDIやアッカ・ネットワークスなどが実証実験を行い、本格的なサービス展開の準備を整えている。
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