「データ活用のリアルタイム化」「OLTPとの統合」を可能にする性能の秘密に迫る次世代のデータウェアハウス基盤はOracle Exadataで!(4/4 ページ)

» 2014年07月14日 07時00分 公開
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Oracle ExadataがDWHを「リアルタイム化」 企業にもたらすメリットとは?

日本オラクル データベース事業統括 製品戦略統括本部 プロダクトマーケティング本部 本部長の林徹氏

 このように、既存のDWHアプライアンスに限界を感じている企業の要求に応えるさまざまな機能を備えるOracle Exadataだが、それに加えて、「近年、多くの企業がDWHに求め始めた“リアルタイムなデータアクセス”に対応できることも大きな強みです」と日本オラクルの林徹氏(データベース事業統括 製品戦略統括本部 プロダクトマーケティング本部 本部長)は語る。

 「ビジネスのスピードがますます速くなるのに伴い、商品や部品の在庫、売り上げなどに関する情報をリアルタイムに確認したい、しかも場合によってはグローバルに見たいというお客さまが増えています。ところが、これまでのDWHアプライアンスでは、週次や日次などのバッチ処理で基幹システムからデータを取り込むことが大前提であるため、このようなニーズに応えるのは困難です。

 しかし、従来のDWHアプライアンスとは全く異なる設計思想で作られたOracle Exadataであれば、Oracle Databaseによってデータの参照と更新を同時に行うことができる。また、企業システムのさまざまなワークロードを同時に処理できるだけの性能を備えていることから、例えば基幹システムのデータベースからデータを取り込みつつ、同時にそのデータをDWH処理に使うといったことが容易に実現できます。つまり今、生じたデータを、即座にDWH処理に使えるのです。この“DWHのリアルタイム化”こそ、Oracle Exadataが企業の情報活用に与えるインパクト/変革の1つに他なりません」(林氏)

 具体的なシステム構成としては、高速なデータレプリケーションツールである「Oracle GoldenGate」によって基幹システムのデータベースとOracle Exadataを連携させるといったことが考えられる。Oracle GoldenGateは、Oracle DatabaseのREDOログを読み取ってトランザクションをキャプチャし、その内容をリアルタイムに別のデータベースに反映する。そこにETLツールの「Oracle Data Integrator」を組み合わせれば、必要なデータ処理を行った上でDWH用データベースに格納するといったことも可能になる。

 この「DWHのリアルタイム化」が企業のビジネスに与えるインパクトを、林氏は次のように説明する。

 「例えば、流通業であれば、DWHによって在庫量を確認し、それに応じて発注を行うといった業務をどの企業でも行っているでしょう。このとき、1日1回のバッチ処理で基幹システムからデータを取り込むというサイクルでは、前日の在庫量でしか判断することができません。しかし、リアルタイムに在庫量を見ることができれば、午前中に売り切れた商品を把握して午後に発注するといった具合に、在庫確認/補充サイクルを早くして、欠品による機会損失を減らすことができます。

 このように、DWHのリアルタイム化は企業に多くのメリットをもたらします。Oracle ExadataがDWHの用途で多くの企業に採用されているのも、高い性能によってリアルタイム性を高められることが大きな理由の1つとなっているのです」

 また、2台のOracle Exadataを利用して、1台を本番環境、もう1台を災害対策とDWHに利用するといった活用も可能だ。

 東日本大震災以降、ビジネス継続性の観点から、システムの冗長性向上は企業にとって大きな関心事の一つとなっている。しかし現実には、災害時に切り替えて使う目的のためだけにバックアップ環境を構築するのは、コスト面から厳しいという場合が少なくない。そこで、2台のOracle Databaseを同期するデータレプリケーション機能「Oracle Active Data Guard」などを組み合わせて、本番環境と同期したバックアップ環境をDWH用途でも利用するのだ。これならば、ディザスタリカバリのために構築したバックアップ環境を平時から利用できるので、費用対効果の面でも十分なメリットが得られる。

複雑なDWH環境をOracle Exadataでシンプル化

 加えて、今後のDWHを考えていく上では、部門別の個別最適ではなく、全体最適の視点も必要になると岩崎氏は指摘する。

 「そもそもDWHは、事業部門が自分たちの業務のために、基幹システムからデータを取り出して構築するというデータマート的/部門最適な発想で作られてきました。しかし、各社が総力戦でしのぎを削っている今日のビジネス環境では、全社あるいはグループ全体で横串に情報(データ)を一元化し、それを利用して各部門が機敏に連携しながら事業を遂行することが求められています。このような情勢では、部門ごとに個別にデータを蓄積するのではなく、1つのDWHを各部門が利用するかたちがベストでしょう。それにより、リアルタイム性を高められるだけでなく、社内のDWH環境をシンプル化することによって運用や保守/管理の面でも大きなコストメリットが得られます。そうしたDWH基盤として最適なのがOracle Exadataなのです」(岩崎氏)

 そして、さらにその先に見えてくるのは「OLTPとDWHの統合」である。そもそもこれらで利用するデータベースを分けていたのは、1つのシステム環境で両者の要件を満たすのは難しいという技術的な制約からであった。しかし、OLTPとDWHの同時処理をもこなすOracle Exadataが登場したことで、その制約も過去のものとなった。両者を統合することによる「真のリアルタイムデータ活用」も夢ではないのだ。性能面やコスト面から既存のDWH基盤の見直しを検討されている企業には、ぜひ一度、DWHの常識を根底から変えるOracle Exadataの能力をご自身の目でご評価いただきたい。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年8月13日

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