Oracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)の使い方を習うつもりが、全体把握と課題発見、具体的な対策案の提案まで、マウスクリック数回で実現できちゃいました。どうやったかを紹介します。
本シリーズでは、自社製品で業務カイゼンを実現した日本オラクルの新人女子社員たちの取り組みを紹介しています。前回、表計算ツールの使い過ぎが原因で過酷になっていた業務を改善する糸口を見つけた3人。今回、まずはカスタマーコンシェルジュ・斎藤の日常業務をマウス操作だけでカイゼンしていきます。
こんにちは。日本オラクルでカスタマーコンシェルジュを務める斎藤です。
私たちカスタマーコンシェルジュの現場では、お客さまのIT資産の資料をもとに、ムダのありかを探り、他社製品を含めて、より効果的で効率のよい運用を提案しています。多くのお客さまがたくさんのIT資産をExcelで管理していることと思いますが、私たちもそうしたデータを集計して日々最適化を進めています。もちろん、当社が持つ「お客さま情報」との照合も行い、お客さまがIT資産を最適化するお手伝いをしています。
芹澤です。いままで彼女が苦労してきたのは、担当者によってExcelデータの管理方法や項目の入力方法にばらつきがあること。なにが正しいかということではなく、担当者によってやりやすい方法が異なっているため、データを整えたり集計したりする前の段階に非常に時間がかかってしまっていたのです。
この工程をカイゼンするきっかけが第1回でも紹介したようにOracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)でした。私たちの業務がどのくらい効率化したか、実際のデータをもとに手順を紹介していきます。
最初はシンプルに、1つのデータをDVCSにアップロードしてグラフを作成してみましょう。
オラクル製品をご利用中で、継続的にお取引いただいているお客さまからのご依頼で、現状の保有ライセンスを利用して分析してみたいと思います。
対象のデータは、2種類のExcelです。
ここでの操作は「類似の項目を集計した2つのExcelシートのデータを組み合わせて比較する」場合に応用できるものです。皆さんもぜひ、お手元の資料で試してみてください。DVCSのトライアル申し込みページはこちら。
それではさっそく、IT資産の状況を見ていきましょう。
アップロードしたデータに「ライセンス情報(Oracle)」と名前を付け保存すると、画面左カラムにツリー形式で表示されます。
アップロードしたデータから、必要な項目を抜き出してグラフ化してみます。
画面左側の灰色の欄には、縦軸、横軸などがそれぞれ、どの項目を表しているのかが表示されます。ここでは、縦軸が「単年度サポート費用」、横軸が「ライセンス数」、カテゴリーが「ステータス」、色が「ライセンス形態」、形状が「製品名」で表示されていることが一目で分かります。
芹澤 ほら。簡単でしょ? お客さまからいただいたデータの集計だけなら、アップロードとグラフ化があっという間にできるの。もちろん、グラフの軸をいろいろと変更してみていけば、今までは気付きにくかった発見ができるかもしれないでしょ。
斎藤 おぉ……。
芹澤 何よりも、全体像をすぐに視覚化できるのは、斎藤さんがお客さまを支援する時に大きな強みになると思うな。
斎藤 確かに……、このお客さまの場合、サポート費用が大きい製品はOracle Database Standard EditionのNamed Userであることが一目で分かりますね。全体像も詳細も分かりやすいので、お客さまにとってインパクトのあるカイゼン策を検討しやすそうです。
芹澤 ふふふ。全体像を見ただけでなく、本当はもっと面白いことができるの。全体を見るだけでなく、カイゼン案を検討しやすい使い方があるから、それも教えるわね。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月23日
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