芹澤 ここからは、いまアップロードしたデータと、お客さまのデータを比較分析してみましょう。
斎藤 でも、お客さまからいただいたデータはいろいろと項目が異なっているので、調整しないと……。
芹澤 大丈夫。アップロードしてみてから考えればOK。前のページと同じ方法で、今度は「(2)お客さまからいただいたライセンス数のデータ」をアップロードしてみましょう。
芹澤 ここからがすごいところなんだけれど、項目名を自動的にひも付けてくれる機能があるんです。日本語でも大丈夫。「ソースダイヤグラム」を見てみるとすぐ分かるわよ。
芹澤 これで2つのデータがアップロードされたでしょ。項目名のひも付けは確認でできたから、ここからは、2つのデータの項目を比較してデータのビジュアライゼーションができます。早速やってみましょう。
ここでは、アップロードした2つのデータから、ライセンスの総数を比較して見てみましょう。
お客と弊社で把握しているライセンスの総数はほぼ一緒であることが分かります。
斎藤 すごく簡単ですね……。Excelファイル同士の集計でもなんとかできる作業でしたけれど、作業時間が短縮できそうです。
芹澤 うん。でも「Excelでできたことが楽にできる」だけじゃもったいないの。全体像が見えるだけじゃなくて、今度は全体から詳細を見に行く作業も簡単にできるようになるの。カスタマーコンシェルジュの仕事って、お客さまにより良いIT資産計画を立案いただいてこそ、でしょ?
今度は「製品別」で比較してみましょう。先ほどのグラフを少し変更します。「製品名」を画面灰色の枠にある「カテゴリー」にドロップしてみます。
芹澤 製品情報でみると、さっきのグラフでは気付けなかった数値の乖離が見つかったでしょ? これって、何でだろうね。
斎藤 お客さまの手元にライセンス製品名の確認がとれずに使用していらっしゃるライセンスがあるということだと思います。ここは改善の余地がありそうですから、深掘りして調べたいですね。
1つの問題に当たりが付けられたので、さらに深堀りしてみましょう。ここからは、発見された「確認できないライセンス」に焦点を絞って分析します。
ここでは「機種」と「保有ライセンス」を選択して円グラフを作成してみます。すると、VMware環境で製品名が不明なライセンスが多く存在することが分かりました。
この円グラフを複製し、横棒積み上げグラフに変更、「サーバ名」を色訳け表示し、「コア数」をサイズ(幅)にそれぞれ追加します。
斎藤 お客さまの環境が手に取るように分かってきますね。
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アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月23日
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