成果が出ていても「予算をオーバーした施策や計画と異なる低い実績だった」ということでは意味がありません。ここでは、マーケティング部門が持つキャンペーン予算の情報と、営業部門が持つ案件情報から売り上げ実績を比較してみましょう。
2つのデータには「キャンペーンコード」が共通して付与されています。これをキーにしてOracle Data Visualization Cloud Service(DVCS)上で結合すれば、ROIの高いキャンペーンが見つかるはずです。
もう1つのデータである「マーケティング予算実績情報」をアップロードして、2つのデータを組み合わせて見てみます。
新井 1つでも共通する項目があれば、別シートの情報も簡単に比較できるんですね。
芹澤 アップロードしたデータをひも付けているだけだから、元の資料に影響しないし、グラフ表示までの操作がスムーズで便利なのよ。
新井 こうしてみると「製品セミナー」では、パイプライン金額が計画を超えていますね。安定した実績を出しているのが分かりますね。それから、「エグゼクティブセミナー」は計画を大幅に上回っていて、さらに良い結果を出していることも見えてきました。
芹澤 そうだね。複数のシートを組み合わせて計算したり、グラフ化したりする必要がないから、使いやすいでしょ?
最後にキャンペーン別の「予算」と「実際のパイプライン」の比較を散布図で把握してみます。第2回で紹介したようにグラフを作成します(基本的な使い方は第2回を参照)。
新井 製品セミナーやエグゼクティブセミナーでROIの高いキャンペーンがある一方で、実行した予算に対してパイプライン化が非常に少ないキャンペーンもあるんですね。ROIの低い施策は改善の余地がありそうです! 早速会議で皆に共有してみます!
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月22日
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