DXからSXへ 社内外とコネクトしながら社会に役立つ価値を創造する日立ソリューションズのエンジニアたちモビリティと都市、空間情報によるスマートシティーの実現へ

日立ソリューションズには一人一人のエンジニアが活躍できる広範な事業と成長の選択肢がある。中でもスマート社会の実現を見据えた“未来”にアプローチしているのがサステナブルシティビジネス事業部だ。そこで重用しているのは“一人称”で仕事に向かっていくエンジニアである。

» 2022年12月22日 10時00分 公開
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 日立ソリューションズは2021年4月に社会イノベーションシステム事業部を再編し、サステナブルシティビジネス事業部を新たに立ち上げた。

 「地球環境に考慮し、安心・安全で快適な暮らしの実現」というビジョンを掲げ、「持続可能な都市の実現のためにわれわれのソリューションと技術を高め、環境価値、社会価値、経済価値向上の両立を、顧客協創とデジタルで実現する」をミッションとする、日立ソリューションズの中でもかつてない大きなテーマに取り組む事業部だ。

 日立ソリューションズの執行役員であり同事業部の事業部長を務める加藤哲哉氏は、その概要をこのように紹介する。

 「サステナブルシティビジネス事業部は、私たちが長年培ってきた信頼関係をベースにお客さまのシステム、ソフトウェア開発を担うアカウント事業と、わが社の強みである技術を活用したプロダクトやサービスを中心としたソリューション事業の両方を兼ね備えています。具体的な事業としては、モビリティ(特に自動車関連)および都市・空間情報事業(GIS<※1>、建設テック・スマートビルディング)の2つを柱としています」

※1 GIS:Geographic Information System 地理情報システム

執行役員 サステナブルシティビジネス事業部 事業部長 加藤哲哉氏

「スマートモビリティ社会」の実現に貢献する

 サステナブルシティビジネス事業部は、どんなソリューションを提供しているのだろうか。幾つか例を見てみよう。

 まずは「現場の困りごと解決」という、比較的身近なソリューションだ。

 例えば建設現場で鉄筋を施工する際に、完成後は明視できないため工事写真を撮影し、測定値とともに出来形資料として整理、保管することが義務付けられている。しかしこの検測作業には複数の作業者が当たる必要があり、その後の紙面での情報管理や写真整理、帳票作成にも多大な工数を費やしている。

 この課題に対して日立ソリューションズが提供する「GeoMation 鉄筋出来形自動検測システム」は、市販のAndroidタブレットとデプスカメラで撮影するだけで鉄筋の本数や鉄筋間隔をその場で自動計測し、その計測結果と撮影画像をクラウドへ連携する。これにより建設現場での作業時間を従来のおよそ3分の1に短縮することができる。

 その他にもセンサーで作業者の体温などを計測して熱中症を防止したり、重機への接近をAIで検知して事故を防いだりする「労働安全衛生トータルソリューション」や、現場での入退場時に物品をカメラで撮影して自動的に数量をチェックし、物品忘れによる事故やセキュリティ問題を未然に防止する「持込み物品チェックソリューション」などを提供している。

さまざまなソリューション

 また、身近な地図を活用したソリューションとしては、重要な社会インフラの点検、整備における点検計画策定からMMS(Mobile Mapping System)によるデータ取得、点検実施、点検結果評価まで一連の業務を支援する「GeoMation点検業務支援システム」を提供している。

GeoMation点検業務支援システム

 そして最も注目すべきが、モビリティの未来に向けた取り組みの数々だ。「サステナブルシティビジネス事業部は、コネクテッド、自動運転、組み込み開発などのソリューションを提供し、より安全で快適な、人と車が調和する『スマートモビリティ社会』の実現に貢献していきます」(加藤氏)

 決して夢物語ではない。車載データ(稼働、故障情報など)の収集からクラウドへのデータ送信、収集データの解析までモビリティ−クラウド間連携を支援する「コネクテッドモビリティソリューション」は世界の各地域で稼働し人々のカーライフを支援している。また「車と車」「車と道路インフラ」をつなぐことで緊急車両の接近検知や危険運転を通知するなど、安全・安心な自動運転実現を支援する「協調型ITS向け車載通信基盤(V2X<※2> ミドルウェアプラットフォーム)」などを既に開発し、グローバル市場に展開しているのである。

※2 V2X:Vehicle to Everything 車とさまざまなものとの接続や相互連携を総称する技術

モビリティソリューション

さまざまなバックグラウンドを持つエンジニアを受け入れて育てる

 上記のようなソリューションをさらに拡充し、展開を加速していくうえで、サステナブルシティビジネス事業部が最も重視し、必要としているのがエンジニアである。

 サステナブルシティビジネス事業部では、多種多彩なエンジニアが全国各地で活躍している。加藤氏によれば「技術にとことんこだわる、技術が好き」「お客さまに価値を提供することにモチベーションを高く持っている」「自分たちの技術を世の中の何かの役に立てたい」といったタイプのエンジニアが、数多く集まっているとのことだ。

 何らかの技術に特化した高度なスキルを持つエンジニアはいうまでもなく重要だが、サステナブルシティビジネス事業部では、それ以上に自分の成長への強い意欲を持つエンジニアを重用しているのである。

 「今日のようにイノベーションの激しいデジタルの世界にあって、特定の技術に固執するとそのスキルは瞬く間に陳腐化していき、エンジニアとしての賞味期限も短くなってしまう恐れがあります。特にサステナブルシティビジネス事業部のように常に未来の姿を追い求めていかなければならない分野にあって、新たな技術を次々にキャッチアップしていくためには、自分自身が成長するほかありません。そうした中で一人一人が果たすべき役割や仕事を『一人称』で考えられるエンジニアを私たちは集めてきました」と語る加藤氏は、「そもそもサステナブルシティビジネス事業部自体が、さまざまな事業部からの編入や合流を繰り返してできた組織であり、多様なバックグラウンドを持つエンジニアを受け入れて育てるカルチャーを大切にしています」と強調する。

転職者が感じる日立ソリューションズの強みと魅力とは

 サステナブルシティビジネス事業部傘下のモビリティビジネス本部で技師として活躍する日東大祐氏は、2019年にコンサルティング系SIベンダーから日立ソリューションズに転職してきたエンジニアだ。

 前職では主に既存顧客に納入したシステムの運用保守を担ってきたが、現職では顧客のシステム化構想における要件定義フェーズのリーダーとして活動している。

 「お客さまに要件のヒアリングやシステム化への提案を行い、その結果をタスク化してメンバーへの作業依頼を行うとともに、その進捗(しんちょく)管理も実施しています。主体となり目標達成に向けてプロジェクトを動かしていく役割を担っており、前職と比べて仕事の規模も範囲も責任も大きく広がりました」(日東氏)

サステナブルシティビジネス事業部 モビリティビジネス本部 技師日東大祐氏

 そんな日東氏が、日立ソリューションズならではの強みと感じているのが、部門内や部門間、エンジニア間の“連携力”である。

 「社内には多様な業界業種のお客さまの業務や開発手法に詳しいエンジニアが数多くいて、聞けば何でも教えてもらえます。また、モビリティビジネス本部内で並行して進められているプロジェクトに目を向けると、それらは緊密につながっており、どれかのプロジェクトで課題が発生した場合も、相互に支援が行われます。同様に1つのプロジェクトから得られた教訓やノウハウも他のプロジェクトに横展開されていきます。さらに日立グループが取り扱っている広範なソリューションのそれぞれに専門部隊があり、お客さまに提案できそうなソリューションがあれば、すぐに担当部門と連絡をとって連携することが可能です。こうした迅速なデリバリーでお客さまに品質の高いシステムを提供できる環境にあることは、とても大きな刺激となっています」(日東氏)

 さらに、他社ではあまり見られない日立ソリューションズの特徴として日東氏が挙げるのが、全社的に深く根付いた技術志向のカルチャーだ。エンジニアにとって、IT用語が通じないマネジメント専門の上長と会話するのはつらいものがあるが、日立ソリューションズではそんなストレスはまったく感じないという。

 「日立ソリューションズでは上長もITに明るく、話が通じやすいので本当にありがたいと思います。実際にお客さまへのソリューション提案に行き詰まったときなど、遠慮なくIT用語を交えながら率直に相談することができ、的確なアドバイスから気付きを得るなど何度も助けていただきました」(日東氏)

 また、新たな技術の研究開発に向けた投資も惜しまず行われており、「手を挙げれば、それを自分の仕事にできるチャンスが与えられていることも、エンジニアとしての大きな励みとなっています」と日東氏は強調する。

社会、環境課題に対応したSXへと事業を拡大

 日東氏の言葉からも感じ取れるように、日立ソリューションズには一人一人のエンジニアが活躍できる多様な舞台とキャリアアップの選択肢が用意されている。

 例えば組み込み(エンベデッド)分野に関しては、グローバルで販売されている車載デバイスやネットワーク機器、業務・コンシューマー向けカメラやストレージ製品など、アプリケーション層からハードウェア層まで幅広く対応している。

 同様にモビリティ分野に関しては、自動車メーカーや部品メーカーと協創し、車両内の領域としてAD(※3)・ADAS(※4)、EV(※5)、インフォテイメントなどの車載ソフトウェア開発、車とあらゆるものをつなげるV2Xがある。一方、車両を取り巻く領域としては、ビッグデータ解析(シミュレーション)や、コネクテッドアプリケーション、コネクテッドセンターサービス、お客さまの車両開発業務の支援ソリューション(MBD、A-SPICE)などの開発を手掛けている。

※3 AD:Autonomous Driving 自動運転
※4 ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems 先進運転支援システム
※5 EV:Electric Vehicle 電気自動車

 さらに都市・空間情報分野では、GPSや各種センサー、IoTデバイスを使った屋内外での位置情報活用を可能とするサービスやソリューションの開発をはじめ、ドローンやスマートデバイスを活用した建築・土木現場支援ソリューション、スマートビルディング/スマートシティー向けソリューション(映像解析、画像解析、AI、デジタルツイン、xR技術)の開発にも積極的に取り組んでいる。

 そして日立ソリューションズは、既に“その先”を見据えている。

 加藤氏は、「サステナブルシティビジネス事業部は、ITによる効率化や安全・安心を確立するDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションの提供から、さらに社会・環境課題に対応したSX(サステナビリティトランスフォーメーション)へと事業を拡大していきます。この事業部ビジョンを達成するため、私たちだけでは成しえない知見をもった異業種とも協創することで対応範囲を拡大し、世界規模での事業展開に挑戦していこうとしています」と展望を語る。

 「自分の可能性をぶつける“何か”を探しているのなら、ぜひ私たちと一緒に未知の扉を開いていきましょう」(加藤氏)

 エンジニア一人一人の個性を尊重し、あらゆる方面とコネクトしながら世界にまだ存在しない価値を創出していく、それが日立ソリューションズの“らしさ”だ。

・Android は、 Google LLC の登録商標です
・GeoMationは、日立ソリューションズの登録商標です



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提供:株式会社日立ソリューションズ
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2023年1月17日

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