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JavaBeansからWebサービスを作るパソコンで試してわかるWebサービス(3)(6/6 ページ)

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Webサービスを実行してみる

 いよいよWebサービス・クライアントからWebサービスを呼び出してみましょう。次のコマンドを実行します。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 エラーなく2つの数字が表示されればOKです。もし何か問題がある場合は、エラーが表示されます。

 さて、結果の数字はどうなっていますか?「0 0」となっていませんか? エラーがなく数字が返ってきているということは、SOAPのリモートプロシージャコールはうまくいっているようですが、結果が期待している値になっていません。これでいいのでしょうか?

画面3 実行すると異なる結果になってしまう
画面3 実行すると異なる結果になってしまう

なぜ結果が違うのか?

 このWebサービスは図2のように呼び出されているはずです。

図2 果たしてこの図は正しい……?
図2 果たしてこの図は正しい……?

 しかし、結果が期待した値にならないのはなぜでしょうか? このように呼び出されていないのでしょうか? 図が間違っているとするならば、正しい図はどのようになるのでしょうか?

 このようなトラブルに何度も遭遇している読者の方ならば「あれだな!」と予想がつくでしょう。しかし、いまは分からなくても問題ありません。なぜならばこれを解くのが次回までの宿題であり、次回はこのテストプログラムを使って解決していくからです。

 次回までに次のヒントを参考に理由を考えてみてください。

ヒント

  • SimpleAddBeanのコンストラクタに何か標準出力文を入れてみる
  • EJBのSession Bean(リモート呼び出しBean)と似ている?

今回のまとめ

 今回は自分でWebサービスとWebサービス・クライアントを作成する手順を解説しました。Webサービスを作る手順を理解していただけたでしょうか? ここで、もう一度おさらいをしておきます。 

Webサービス作成手順

  1. JavaBeansの作成
  2. JavaBeansのテスト(Javaアプリケーションなど)
  3. JavaBeansをAxisServlet配下に保存
  4. 配置記述子の作成とAdminClientによる配置

 このWebサービスを利用するWebサービス・クライアントの作成手順はJavaアプリケーションと同様です。プログラムを記述して、コンパイル、実行します。

 さて、実行した結果がスタンドアロンのJavaアプリケーションと異なりました。JavaBeansもWebサービス・クライアントもプログラムは間違ってなさそうです。では、何が問題だったのでしょうか?

 次回、この「?」を調査します。そして、「!」を感じたときにWebサービスの一部を理解したことになるはずです。次回をお楽しみに。


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