e-Japan重点計画は、2000年7月に内閣に「情報通信技術戦略本部」と「IT戦略会議」が設置されたことに端を発するものである。それを機に2000年11月にはIT戦略会議において「IT基本戦略」がまとめられた。ほぼ同時に並行する形で2000年の第150回通常国会において「IT基本法」が制定され、同法25条に基づいて「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」が設置された。その第1回会合において国家戦略としての「e-Japan戦略」が決定された。
e-Japan重点計画は、e-Japan戦略をより具体的かつ体系的にまとめ上げ、高度情報通信ネットワークの形成のために重点的に実施すべき施策を列挙して明らかにするものとして位置付けられている。
e-Japan重点計画における、情報セキュリティ分野の取り組みは、「高度情報通信ネットワークの安全性及び信頼性の確保」という名目で行われ、
- 情報セキュリティにかかわる制度・基盤の整備
- 政府部内における情報セキュリティ対策
- 個人情報保護
- 民間部門における情報セキュリティ対策および普及啓発
- 重要インフラのサイバーテロ対策
- 情報セキュリティにかかわる研究開発
- 情報セキュリティにかかわる人材育成
- 情報セキュリティにかかわる国際連携の強化
以上の8項目について検討されている。
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