連載
Apacheで作るファイルサーバ(LDAP認証編):実用 Apache 2.0運用・管理術(7)(4/4 ページ)
WebDAV+SSLで、ファイルサーバとして最低限の運用は可能になった。この環境にLDAPを導入して、各種の権限をディレクトリベースで管理できるようにしよう。(編集部)
Appendix:ソースからのインストール
OpenLDAPをソースからインストールする場合は、「LDAPによるパスワードの一元管理」が参考になります。その際、slapd.confに以下の2行が追加されていることを確認してください。エントリの追加などの設定はRPMパッケージを使った場合と同様です。
include /usr/local/ldap/etc/openldap/schema/cosine.schema include /usr/local/ldap/etc/openldap/schema/ inetorgperson.schema
slapd.conf
注:schemaファイルの位置は環境に合わせて適宜変更してください。
注:schemaファイルの位置は環境に合わせて適宜変更してください。
WebDAV over SSL+LDAP認証のためのhttpd.confの修正は、以下のとおりです。
(省略) #ロックファイルのための設定 <IfModule mod_dav_fs.c> # Location of the WebDAV lock database. DAVLockDB /var/lib/dav/lockdb </IfModule> #for WebDAV Alias /webdav "/var/www/webdav" ←フォルダのURLは「https://サーバ/webdav」 <Location /webdav> DAV on SSLRequireSSL AuthType Basic AuthName "WebDAV Server" AuthLDAPURL ldap://LDAPサーバのアドレス/o=example,c=jp?uid require valid-user </Location>
/usr/local/apache2/conf/httpd.conf
Apacheの起動
Apache起動時にSSL通信を有効化するには、apachectlを以下のように実行する必要があります。stopやrestartはSSLの有無にかかわらず同じように使用可能です。
# /usr/local/apache2/bin/apachectl sslstart
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