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そのメールはスパムか否か、振り分けを鍛える 〜スパムメール対策「POPFileのクライアント設定」〜ツールを使ってネットワーク管理(9)(2/4 ページ)

スパムメールの仕分けは生産性向上のための管理者の仕事になってくるかもしれません。前回インストールしたPOPFile(「POPFile」で無駄な時間とスパムは除去じゃ!)のクライアントを設定して“振り分け力”を鍛えよう。

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バケツとマグネットの設定

バケツの設定

 先ほど設定した「バケツ」を確認します。「spam」と「work」以外に「unclassified」というバケツがあると思います。

 当初送られてくるメールはすべてこの「unclassified」(未分類)という「spam」でも「work」でもないニュートラルなファイルとして振り分けられています。これをどちらかに再分類することでPOPFileのメール振り分け機能が鍛えられていきます。

 また、デフォルトでは送られてくるメールのタイトルに

[spam]超出会える!

[work]今日の予定

[unclassified]Best love dr@gs at best store!

のように項目が追加されてしまいますが、spamでないメールには付けたくありません。これを外すために、「バケツ」タブのサマリーにある「件名の変更」チェックを外します。「unclassified」バケツもチェックを外しておきます。「変更を適用」ボタンをクリックすると変更が反映されます。

画面18 spamの件名を変更させてしまおう(画像をクリックすると拡大表示します)
画面18 spamの件名を変更させてしまおう(画像をクリックすると拡大表示します)

 また、Outlook Expressのようなプレビュー機能を持ったメールクライアントのプレビュー機能を使って、スパムに仕込まれたWebバグや攻撃コードがユーザーを攻撃したり、メールを受け取ったことが分かるようにしていることがあります。これを避けたい場合には、「隔離」にチェックを入れることで、メールの内容を添付ファイルという形にして届けてくれます。

マグネットの設定

 マグネットとはメールを強制的に振り分ける機能です。ある特定のメールアカウントから来るメールはspamでないと分かっているような場合に使うといいでしょう。メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)でそれぞれ設定することができます。

画面19 メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)で振り分けられるマグネット機能(画像をクリックすると拡大表示します)
画面19 メールのあて先(To)、CC、差出人(From)、件名(Subject)で振り分けられるマグネット機能(画像をクリックすると拡大表示します)

 メッセージ「マグネット」をクリックするとマグネットの設定ができます。

 左下にある「新規マグネット作成」に強制的に振り分けたい形式、単語、そして振り分け先のバケツを設定して「作成」をクリックすると、設定されるでしょう。

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