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そのメールはスパムか否か、振り分けを鍛える 〜スパムメール対策「POPFileのクライアント設定」〜:ツールを使ってネットワーク管理(9)(3/4 ページ)
スパムメールの仕分けは生産性向上のための管理者の仕事になってくるかもしれません。前回インストールしたPOPFile(「POPFile」で無駄な時間とスパムは除去じゃ!)のクライアントを設定して“振り分け力”を鍛えよう。
再分類で振り分けを鍛える
「unclassified」を「spam」か「work」に振り分けよう
「履歴」タブをクリックすると最近届いたメッセージの一覧が表示されます。振り分けた後「再分類」ボタンをクリックすることで反映されます。
最初はすべて「unclassified」に振り分けられていますので、必ず「spam」か「work」に振り分ける必要があります。ここで1つも振り分けないままだと永遠に「unclassified」のままですので注意しましょう。
メールが少ないうちは振り分け間違いがありますが、間違いを再分類していくことで、ほとんど振り分けミスはなくなっていくでしょう。
律子さんがPOPFileを早速使ってみると、当たり前ですが、最初はメールをちっとも分けてくれませんが、我慢してメールを地道にspamとそうでないものに分けていきます。
すると何百通かメールを受け取った後には、POPFileはだんだんと律子さんが思ったように上手にspamとそうでないものにうまく区別されるようになりました。
spamだけを別のフォルダに振り分けるようにクライアントを設定すると、届くメールが少なくなって寂しくなるほどです。健一君のマシンにも設定しようかと思いましたが、試しに律子さんのPOPFileを経由するように設定することにします。
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