Linuxに触れよう:Linuxに触れよう(2/4 ページ)
これからLinuxを学ぶ人、この春新社会人としてLinuxを学ぼうと考えている人へ、Linux管理者に必要な前提知識をお届けする。Windowsとの違い、Linuxのインストールの仕方、Linuxの学習方法や覚えるべきことを順番に解説。
Linuxが使える環境を用意しよう〜インストールフロー
何にせよ使ってみなければ何も始まらないので、まずLinuxを使える環境を用意しましょう。ここではディストリビューションとして、Fedora8(現時点での最新バージョン)を利用します。
コラム:ディストリビューションとは
Linuxという言葉は本来OSのコアであるカーネルを指す言葉です。しかし一般的にLinuxといわれているものはそれ以外のさまざまなソフトウェアが付随した状態を指すことが多いように思います。前者を狭義の意味でのLinux、後者を広義の意味でのLinuxと表現すると、狭義の意味でのLinuxから広義の意味でのLinuxを作り出すためにはさまざまな知識、時間、労力を必要とします。これでは使うまでの準備があまりに多すぎて、使える人が限定されてしまいます。このためLinuxカーネルとOSを構成するそのほかのソフトウェアを最初から組み合わせて配布する形が出来上がりました。これがディストリビューションです。世の中にはさまざまなディストリビューションがありますが、結局は組み合わせやプラスアルファの要素を追加したものにすぎませんので、Linuxであることには変わりはありません。 実際にどのようなディストリビューションが存在するかは以下のサイトで確認することができます。
参考:distribution cladogram
(ここを見ると非常に多くのディストリビューションが存在していることが分かります。)
ディストリビューションについては何を選ぶか迷うところではありますが、今回選択したFedora8を使う理由は以下の4点です。
- 標準的なディストリビューションの特性を持っている
- ハードウェアドライバの対応が多く、導入しやすい
- 対応する情報量が多く、学びやすい
- ある程度の自由度があり、カバーする領域が広い
ここではWebサイトにアップされているISOイメージをDVDメディアに展開してインストールを行います。Fedoraにはいろいろなソフトウェアが付属しており、結構大きいファイルサイズになっていますので、ダウンロードの際はディスクの空き容量に注意してください。
現在のディストリビューションのインストーラは洗練されていますので、基本的に難しいところはありません。Windowsがインストールできる人であれば、問題なくインストールできるでしょう。インストール時の設定は勉強する環境を構築するという意味では特別な設定は必要なく、基本的に自身の環境に合わせてフローを進めれば問題ないかと思います。必要なソフトウェアを後で簡単に追加することもできます。
インストールが完了しマシンを再起動すると、いよいよLinuxが起動します。Fedoraの最初の起動時には、システムの環境設定画面が立ち上がるようになっています。ここで必要な設定をしていくわけですが、セキュリティ設定の際に注意することがあります。
ファイアウォールとSELinuxの設定はあえて、無効にします。ファイアウォールやSELinuxの設定が有効になっていると、ネットワークサーバを構築した際にセキュリティの設定上、動作しない可能性があります。セキュリティについて理解できるようになっていれば問題ないのですが、よく分からない場合は問題の特定が難しくなってしまい、設定はうまくいっているのに動作しないという問題が出る可能性があります。どちらの設定もある程度知識が必要になりますので、勉強する環境では無効にしておくことをお勧めします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
自分戦略研究所 記事ランキング
- 新人エンジニアの生成AI利用常態化 約8割の現場で「OJT負担増」の実態が明らかに
- なぜ若手こそ「Linux」を学ぶべき? 高年収エンジニアが考える“無駄じゃなかった”基礎学習
- 「ITパスポート」は非IT企業にこそ人気 応募者トップの業種と、2027年“大変化”の内容は?
- 月額4180円で紙の技術書“読み放題” 法人契約が可能になった「ITエンジニア向け図書館」とは
- 「ローカルLLMは本当に手元で動く?」「IT担当不在でも『自走するDX』とは」――ITの“常識”をアップデート
- “応用情報が消える”ってどういうこと? 「情報処理技術者試験」はこう変わる
- ひろゆきの予測「SIerは衰退する」 AIが変えるエンジニア採用
- 「セキュリティ人材って結局、何ができる人?」に結論か NCOが定義した“13個の役割”
- IT担当者不在の物流企業が、4年かけてたどり着いた「自走するDX」
- 「案件数1位でも年収は10位」 JavaScriptに「AIブーム」がもたらした意外な変化