よく使う・習得したい開発言語で「Python」が2冠 生成AI利用率は「常に」「ほぼ毎日」で6割超:Qiitaの「エンジニア白書2026」
Qiitaはエンジニアに関するトレンドをまとめた「エンジニア白書2026」を公開した。開発言語やツールのトレンド、働き方、年収の動向や、転職動向が明らかになった。
Qiitaは2026年2月2日、エンジニアに関するトレンドをまとめた「エンジニア白書2026」を公開した。同調査は、Qiitaユーザーを対象に、2025年11月10日から12月14日にかけてインターネット上で実施され、2317人から回答を得たものだ。
開発言語やツールのトレンド、働き方、年収などの動向に加え、生成AI(人工知能)の普及に伴うエンジニアの意識変化なども明らかになっている。
生成AI時代に求められるスキルとは? データから読み解くエンジニアの実態
エンジニアが「よく使う言語」および「これから習得したい言語」の1位は、どちらもPythonだった。「よく使う言語」の2位以下はJavaScript、SQLと続き、1位から3位までの順位は前年(2024年、以下同)調査と変わらなかった。一方、「これから習得したい言語」は、2位以下がRust、TypeScriptと続き、Goが2位から4位に順位を落とした。
開発で使用するエディタについては「Visual Studio Code」が74%で1位となり、2位の「サクラエディタ」(23%)、3位の「Visual Studio」(21%)を大きく引き離した。AIコードエディタの「Cursor」は前年調査の9位から5位(16%)へと順位を上げている。
生成AIの利用率は6割超、セキュリティへの懸念も
生成AIツールの利用頻度については、「常に使っている」「よく使う(ほぼ毎日)」を合わせた割合が全体の64%に達した。生成AIが普及したことによりエンジニアに必要とされるスキルについては、全体の約半数にあたる49%が「自身の開発・設計能力」と回答した。次いで「AIリテラシー」が39%、「学習し続ける姿勢」が28%が続いた。
一方で、組織として生成AIツールを導入する際の課題としては、全体の半数以上である56%が「セキュリティ・情報漏えいへの懸念が強い」と回答している。
年収1000万円超の共通点と働き方
年収1000万円を超えるエンジニアの「共通点」に関する調査では、転職回数が2回以下で年収1000万円に到達したエンジニアが約60%を占めるという結果となった。経験年数に関しては、10年以上が約80%を占めた。
またエンジニアの働き方については、フルリモートが20%、全日出社が34%となり、前年調査と比較して大きな変化は見られなかった。
転職時に重視する項目としては、1位が「給与」、2位が「仕事内容」、3位が「自分のスキルを生かせる」という結果になった。前年調査と比較すると、3位と4位が入れ替わり、「自分のスキルを生かせる」が上位にランクインしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「勝手にPythonコードを生成して画像を調査」 Geminiの画像理解の精度を10%上げる「Agentic Vision」
Googleは、Gemini 3 Flashの新機能として「Agentic Vision」を発表した。画像理解に視覚的推論とコード実行を組み合わせる仕組みだという。
なぜTypeScriptは「最も使われる言語」になったのか? 言語・ツール選定基準の今後は GitHub見解
GitHubの年次レポート「Octoverse 2025」でTypeScriptが利用言語の首位に浮上したことを踏まえ、GitHubは、生成AIが言語選択や企業の開発プロセスをどう変えつつあるのか見解を明らかにした。
年収1000万円超えインフラエンジニアの「知識」は何が違う? キャリアアップを分ける条件
LPI-Japanは「インフラエンジニアの技術力と年収に関する実態調査」の結果を発表した。



