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早稲田でSAP ERPと会計実務の寄附講座、アビーム「会計監査に関する実践的な講義」

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 アビーム コンサルティングは7月17日、早稲田大学と共同で、同大学大学院会計研究科にSAPジャパンの基幹業務システム(ERP)と会計実務をテーマとする寄附講座を設置したことを発表した。

 初年度の2008年は、秋と冬の年2回、3日間の集中講座として開講。同研究科に在籍する約230人が対象となる。2009年以降は、週1コマ、前・後期合わせて26回の通常講義とする予定だという。

 講座では「会計監査に関する実践的な講義」を行うと同社では説明している。講師として、自社内の財務会計・管理会計プロジェクトに携わる公認会計士や、SAPエデュケーションパートナー(SAP製品トレーニングコースの開催や教育用コンテンツの開発など、SAPに関連する教育サービスの提供を行うパートナー)プロジェクトのメンバーなど、SAPジャパンのERPシステムによる会計実務経験が豊富なコンサルタントを起用するという。

 同社では講座を設置する背景として、2008年度より上場企業の内部統制報告が義務付けられるなか、会計分野でERPを始めとするITシステムに精通した実務家の育成とスキル向上が急務であることを指摘。SAPジャパンとのERP分野における共同事業の一環として、実務に即した演習を中心に構成した講座を通じて、実務家の育成を目指すとしている。

 講座は「ERP財務会計実務」と「ERP管理会計実務」の2つ。それぞれ、SAP ERP財務会計コンポーネント、またはSAP ERP管理会計コンポーネントの基本的な機能に関する知識と操作方法の習得に加え、ERPを用いた会計実務の実情や、ERPを使用している企業の監査上のポイントなど、実務知識の獲得を目指す。特に「ERP管理会計実務」講座では、ERPによる責任会計や原価計算の実現に重点を置く。

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