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VMware HAの弱点を補うツールが発売アプリケーションレベルの監視を実現

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 芝通は3月31日、VMware HAの障害復旧機能を補完するツールを発表した。製品名は「TANAGOKORO for VMware HA」。同社がすでに提供している「TANAGOKORO for VMware」を強化した製品だ。

 VMware HAは、VMware ESX上で稼働している仮想マシンが停止すると、この仮想マシンを別の物理サーバ上で再起動することができる。VMotionでは管理者が明示的に仮想マシンの移動を指示するため、完全に無停止での移行が可能なのに対し、突発的な障害に対応して移動を行うVMware HAでは、再起動の間のサービス停止が避けられない。それでも障害対策を自動化できるため、人気のある機能だ。


TANAGOKORO for VMwareでは、監視プロセスも冗長化できる

 TANAGOKORO for VMware HAは、VMware HAの弱点を補う製品だ。VMware HAでは仮想マシンレベルの死活監視は行うものの、アプリケーションレベルの死活監視は行わない。TANAGOKORO for VMWare HAは管理者が指定したポートのスキャンをはじめ、FTP、telnetなどによって対象仮想マシンを監視し、期待した応答がない場合にはVMware HAのAPIを通じて再起動を指示する。再起動後も障害がなくならない場合は、対象仮想マシンを別のリソースプールに登録し直して再起動を試みるようになっている。

 価格は税込みで9万8280円(年間保守サービス料1万6380円を含む)。

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