3回目はあるのか? おばかアプリ選手権レポート:D89クリップ(10)(2/6 ページ)
3月に開催され賞賛と罵声(ばせい)の入り混じるなか幕を閉じた第1回に続き、あの「おばかアプリ選手権」が再びお台場にやって来た。今回もカオスに満ちたプレゼンが吹き荒れ、進行は乱れまくることに。その模様をダイジェストで紹介する
あくまでも「好みの髪形」のコレクションツール
agektmr×weboo
「チャンネー」
メンバー:北村英志(goo)、山下英孝(ミクシィ)
agektmr×webooの「チャンネー」は、好みの髪形を二者択一で選択しながらコレクションしていくアプリ。「goo Social Platform」や「mixiアプリ」などのOpenSocialプラットフォーム上で利用できる。今後は、この2つ以外のOpenSocialプラットフォームにも対応していく予定だという。
ちなみに、念のため説明しておくと「チャンネー」は「ネーチャン」の意味として芸能業界で1990年代まではしばしば使われていた呼称。寿司なら「シースー」、六本木なら「ギロッポン」と逆さにするのが特徴で、芸人、夙川アトムが得意とするネタとしても知られている。
ソーシャルアプリならではの機能として、例えば、mixiでチャンネーを使っているマイミクがいれば、その「お取り置き」画像が表示される。これによって「ほほう、○○さんのお取り置きはなかなかですなぁ」、「いやいや、△△さんの好みも相当マニアックな髪形ばかりじゃないですか」といった交流が生まれるきっかけになるかもしれない。
髪形の画像はリクルートの「ホットペッパーBeauty」が提供するAPIを使って取得している。あくまでも「好みの髪形を選ぶ」ことが目的のアプリだが、画像の提供元であるリクルートからは「面白いですねー。公開OKですよ。ただしby ホットペッパーBeautyの表記はちょっと厳しいです」とのコメントがあったという。
SNSの友達に「○○さんの「チャンネー」が更新されましたと通知されるところがおばか。
「おっぱいは正義」の精神で開発された物理シミュレータ
あんどうやすし(シーサー)
「puniTouch」
前のagektmr×webooチームとともに登場したあんどうやすしさんは、同じ時間枠でのプレゼンとなるため与えられた時間は5分。かなりの急ぎ足でサラッと流すことになってしまったが、内容を考えるとむしろ良かったのかもしれない。
あんどうさんは、まず「おっぱいシミュレータの歴史」について、自らの研究成果も含めながらサクッと紹介。続いて今回のおばかアプリとなる「puniTouch」のデモを早口の解説とともに披露した。
puniTouchは、プニプニした感じを物理モデリングによって表現するiPhoneアプリ。初期状態では赤ちゃんのほっぺたやクラゲなどの設定が含まれている。注目すべきは、100項目以上にも及ぶパラメータを調整することで、地球上のあらゆるプニを表現できる点。形状や弾力、重力などを1つ1つ設定していくことで、ユーザーはさまざまな物理モデルを作り出せる。
puniTouchは、すでにiTunes App Storeで販売されている(230円)。puniTouchはあくまでも物理シミュレータであり、決しておっぱい専用ではない(ということになっている)ため、厳格なアプリ審査も通過できる。おっぱいは正義なのだ。
puniTouch(※iTunes App Storeへ飛びます)
あんどうさんの研究成果のいくつかは、Web上でも体験できる。「iPhoneやiPod touchは持っていないけど、ぜひぜひおっぱいをいじりたい」という方は、以下のページを試してみるとよいだろう。
iPhone/iPod touch向けWebアプリケーション「paiTouch」
「PuniTouch」のプレゼンスライド
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
「puniTouch」のデモビデオ
理想のおっぱいを再現するために、高機能なオプションを駆使する必要があるところがおばか。
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