Illustratorで図形を描いて色を塗るには：D89 デザインTips - デザインのハウツーテクニック集（6）（2/3 ページ）

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Illustratorでパスを作成・編集するには

　Illustratorでは、パス（オブジェクト）の編集を基本として図形を作っていきます。基本図形を描いて編集することよりも、ゼロからパスを描いていくことの方が多いでしょう。それには、［ツールパレット］→［ペンツール］を選択し、キャンバスに四角形を描きます。

図1　［ツールパレット］→［ペンツール］

　4つ点を打つだけですが、最後の点は最初に置いた点の上で打つようにしましょう。開始点と終了点を同じ点にすることで「閉じた線」を描くことができます。

　また、この点のことを「アンカーポイント」といいます。

図2　四角形とアンカーポイント

　アンカーポイントを減らしたり増やしたりして、自分の好きな形にしていきましょう。

　まずは、アンカーポイントを1つ増やして五角形にします。アンカーポイントを増やすためには、［ペンツール］の一覧から［アンカーポイントの追加ツール］を選択して、追加したい線上でクリックします。その後、［ダイレクト選択ツール］を使って、アンカーポイントをドラックすることで、パスの形を変形できます。

図3　［ダイレクト選択ツール］

　［ダイレクト選択ツール］をうまく使うコツは、編集したい点だけをきっちりクリックすることです。アンカーポイントを選択しようとしたときに誤って塗りを選択すると、そのオブジェクト全体が選択されたことになってしまいます。

　次に、［アンカーポイントの追加ツール］を使って、線の（大体）中心にアンカーポイントを追加していきましょう。5つの辺すべてにアンカーポイントが追加できたら［ダイレクト選択ツール］を選択して、追加したアンカーポイントをオブジェクトの中へ押し込むように移動します。

図4　四角形を星に変形させる

　星のようになったでしょうか？ヒトデのようになっているかもしれません。

　ちなみに、［Shift］キーを押しながらアンカーポイントを追加すると、水平か垂直、または、斜め45度の直線が描けます。