連載
第3回 トラバーシング編:連載:jQuery逆引きリファレンス(1/15 ページ)
要素セットに対してフィルタリングしたり、親子・兄弟関係にある要素を取得したりするメソッドについてまとめた、すぐに役立つ13本を一挙公開。
このシリーズでは、jQueryの基本機能を目的別リファレンスの形式でまとめています。リファレンスという性質上、本稿では入門レベルからの解説は行っていません。jQueryの基本、また、Visual StudioでjQueryを利用する方法などについては、拙稿「ASP.NETプログラマーのためのjQuery入門」も併せて参照してください。
さて、第3回となる今回は、トラバーシング(Traversing)編。「Traverse」とは英語で「行き来する」という意味で、jQueryの場合、$()関数で取得した要素セットに対してさらに絞り込みをかけたり、相対的な親子/兄弟関係にある要素を取得したりすることをいいます(要は、要素間を行き来する、というわけです)。
トラバーシング関連のメソッドを利用することで、特定の要素とその周囲の要素に対してまとめて処理を行うことができるようになりますので、よりシンプルに要素操作のコードを記述できるようになります。
トラバーシング関連のメソッドは、jQueryのメソッド・チェーンの特性をよく表したメソッドであるともいえるでしょう。
- 要素セットからn番目の要素を取得するには?
- 要素セットからstart番目〜end番目の要素を取得するには?
- 要素セットの内容をセレクタ式で絞り込むには?
- 要素セットからセレクタ式に合致した要素だけを削除するには?
- 要素セットの内容を関数の結果で絞り込むには?
- 要素セットに特定条件を含む要素が存在するかを判定するには?
- 要素セットの内容を順番に処理するには?
- 要素セットに新たな要素セットを追加するには?
- 要素セットから特定の子孫要素を取り出すには?
- 相対的な位置関係にある要素を取得するには?
- ある要素から最も近い親要素を取得するには?
- すべての子要素/テキストを取得するには?
- 1つ前の要素セットと現在の要素セットを結合するには?
- 1つ前の操作をキャンセルするには?
以上、トラバーシング編と称して、要素間の行き来を制御するメソッドについてまとめました。次回は、要素の追加や置き換え、削除などを制御するメソッドについて紹介します。
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