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VMware Data Recoveryによるデータ保全VMware vSphere 4徹底解剖(6)(3/6 ページ)

主要サーバ仮想化ソフトウェアであるVMware Infrastructure 3の後継バージョン、「VMware vSphere 4」が登場した。「クラウドOS」をうたい、基本機能を大幅に強化するとともに、重要な機能追加を行った。本連載では、このvSphere 4の主要機能を解剖する

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vSphere Clientプラグインのインストール

 VMware Data RecoveryのユーザーインターフェイスはvSphere Clientに統合されている。vSphre Clientの実行環境にVMware Data Recoveryのインストール用CDをセットするとインストーラが起動するので、ここでData Recovery Client Plug-Inを選択し、プラグインのインストールを行う。

図7 vSphere Clientを動作させる環境上にData Recovery Clientプラグインをインストールする
図7 vSphere Clientを動作させる環境上にData Recovery Clientプラグインをインストールする

 プラグインのインストールが完了したらvSphere Clientを再起動する。するとプラグインマネージャよりVMware Data Recoveryという名前のプラグインが確認できるため、これを有効化する。

図8 VMware Data Recoveryのクライアントプラグインを有効化する
図8 VMware Data Recoveryのクライアントプラグインを有効化する

 するとvSphere Clientのホーム画面の左下に、以下のようなアイコンが追加されるはずだ。こちらを選択するとVMware Data RecoveryのGUIが表示される。

図9 プラグインを有効化すると、該当プラグインのアイコンが表示される
図9 プラグインを有効化すると、該当プラグインのアイコンが表示される
図10 アイコンを選択すると、VMware Data RecoveryのGUIが表示される
図10 アイコンを選択すると、VMware Data RecoveryのGUIが表示される

バックアップアプライアンスの初期設定

 続いてバックアップアプライアンスの初期設定を行う。まずクライアント側にてバックアップアプライアンスの登録を行う。バックアップアプライアンスのIPアドレスもしくはDNSホスト名を入力し、「接続」を選択する。

図11 クライアント側でバックアップアプライアンスを指定して接続する
図11 クライアント側でバックアップアプライアンスを指定して接続する

 すると、バックアップアプライアンスがvCenter Serverに接続する際に必要となるパスワード情報を入力するダイアログ画面が起動するので、ここでvCenter Serverの管理者パスワードを入力する。

図12 バックアップアプライアンスがvCenter Serverへ接続する際に利用するパスワードを入力する
図12 バックアップアプライアンスがvCenter Serverへ接続する際に利用するパスワードを入力する

 初めて接続したときは、ここでVMware Data Recoveryの「はじめにウィザード」が起動するので、ここで初期設定を行うことができる。

図13 VMware Data Recoveryの「はじめにウィザード」が起動する
図13 VMware Data Recoveryの「はじめにウィザード」が起動する

 バックアップアプライアンスを展開したときにVMDKファイルを追加構成していた場合は、バックアップターゲットの構成画面で該当ディスクデバイスを確認できるはずだ。これをそのままバックアップターゲットとして利用する場合は該当デバイスを選択し、フォーマットを行う。バックアップターゲットとしてCIFSシェアを利用する場合は「ネットワークシェアの追加」より構成することができる。

図14 バックアップターゲットのフォーマットを行う
図14 バックアップターゲットのフォーマットを行う

 フォーマットが完了すると、以下のようにターゲットのタイプが「ローカルボリューム」として認識される。

図15 バックアップターゲットのフォーマットが完了した
図15 バックアップターゲットのフォーマットが完了した

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