第7回 エフェクト編:連載:jQuery逆引きリファレンス(17/19 ページ)
jQueryの大きな特徴の1つは簡単なコードで実現可能なさまざまなアニメーションだ。アニメーション用メソッドをまとめた、すぐに役立つ18本を一挙公開。
「アニメーション効果を指定順に実行するには?」でも見たように、animateメソッドをメソッド・チェーンで連結した場合、アニメーションは指定順に実行されるのがデフォルトの挙動です。しかし、animateメソッドの引数optionsでqueueキーをfalseに設定することで、アニメーションはキュー(=待ち行列)に追加されず、そのまま実行されます(つまり、すべてのアニメーションが並列に実行されます)。
具体的な例を見てみましょう。以下は、指定されたアイコン画像を5秒(=5000ミリ秒)かけて600×400にリサイズ、また、半透明にする例です。animateメソッドをメソッド・チェーンで複数回に分けて呼び出しているにもかかわらず、それぞれで指定されたアニメーションは(“順番に”ではなく)並列に実行されることを確認してください。
<script type="text/javascript">
$(function() {
$('img')
.animate({ height: "400px", width: "600px" },
{
duration: 3000,
queue: false
}
).animate({ opacity: 0.5 },
{
duration: 3000,
queue: false
}
);
});
</script>
……中略……
<img src="http://www.wings.msn.to/books/978-4-7981-1957-1/978-4-7981-1957-1_logo.jpg" alt="ASP.NET" />
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queueキーを削除(コメントアウト)するか、値をtrueに変更することで、リサイズ、半透明化のアニメーションが同時にではなく、順に実行されることも確認してください。
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